2013年10月アーカイブ

実習終了後のとある日。

 

自分の将来について、ぼんやりと秋空を見ながら考えていたHさん。

 

いつの間にか、秋は深まり、紅葉のシーズンも終わりに近づいていました。

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自身が通う養成校のキャンパスの並木のイチョウの木の葉が色づいて、地面一面を黄色に染めている頃、なんとなーく勉強にやる気が出ないまま、Hさんは実習時の時のことを思い出していました。

 

このころのHさんは、OT業界の様子についてなんとなく考えることが増えていました。

 

もっとも、Hさんが実際に知っている情報といえば、実習先の病院・施設で実施されていたOTだけでしたが。

 

しかしながら、Hさんが何となく感じていたことは、身体障害領域の延長線上にある老人介護病棟ではなかなか、アクティビティを提供することって、いろんな制約があって難しいんだなあということ。

 

そして、アクティビティがOTの本質だと思ってたHさんは、ほかのなんやかんやも含めて、精神科領域での就職を考えていました。

 

精神疾患領域の就職活動って結構あとでも、全然まにあうよー、といろいろな先輩やツテからも聞いておりましたので、就職活動もそこまで真剣味を帯びたものではありませんでした。

 

なので、その時期は対して忙しい生活を送っていたわけではありませんでした。

が、あんまり国家試験対策の勉強をする気にもなりません。

この日も、 Hさんは

「さて、と。バイトにいってがっつり稼ぎますかね。」

 

 

などと考えながら、アルバイトに出かけていきました。

 

国家試験の勉強は効率的かつ短期間で終わらせてしまいたいと考えていたHさんは、その後も、 効率的な勉強法について模索はするものの、国家試験勉強をほとんどすることなく、バイトをしに出かけて行ったのでした。

そして、その日はがっつりと稼ぎました。

そんな日々が国家試験1か月半前まで続きました。

 

(その弐 へつづく)

レントゲン画像に対する苦手意識は現在進行形であります。

画像診断の勉強が、養成校ではあんまり力を入れられてなかったというのが一つ、それから、あまり臨床で使う機会が無いからと、ろくに勉強をしてこなかったのが一つ。

皆さんは、こんなOTRにならないようにしっかりと、今のうちから勉強しておいてください。

 

さて、本日の問題ですが、タイトルの通りです。

ちなみに、ひろえもんは対麻痺の人にも実際にお会いしたことはないので、教科書レベルの知識しか持ち合わせていません。

すみません。

では、問題です。

 58歳の男性。第10胸椎脱臼骨折による対麻痺。1日4回の自己導尿で管理していた。受傷2年後に実施された膀胱造影の写真を次に示す。
 検査結果に基づく指導で適切でないのはどれか。

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ア 起き上がりは側臥位から行わせる。

イ 飲水量を1日500ml以下に制限する。

ウ 用手排尿によって残尿を減らす。

エ 自己導尿の回数を地やす

オ 夜間のカテーテル留置を4食討する.

1. ア,イ

2.ア,オ

3.イ,ウ

4.ウ,エ

5.エ,オ

 

答え








尿管が肥大してるので、膀胱から尿管に逆流してると考えられます。

膀胱尿管逆流は脊損ではよくみられるらしいです。

受験生のみなさん、勉強捗ってますか?

きっと、勉強がはかどっている人というのは、少数派だともいます。

ひろえもん自身、自分を振り返ると、ぶっちゃけ勉強する気にならない時期です。

実習終わって、ストレスフルな環境から解放された状態ですので、思い切り羽をどこまでも伸ばしたい衝動に駆られるでしょう。

ですが、しかし、今こそのがんばりが大切です。

今から国家試験対策でしっかりと勉強しておけば、後でちゃんと有効活用ができる勉強法が身に付くはずです。

逆にめったにいないケースではありますが、もしも、試験の1ヶ月前まで勉強ろくにしていないと、合格のための勉強がどれだけ苦痛な物になるかは実際筆舌に尽くしがたい物があります。

今回はそんなアホみたいな勉強法をした愚か者「Hさん」からお話を聞く事が出来ましたので、ここにまとめておきたいとおもいます。

念のために書いておきますが、「Hさん」とひろえもんの間には何の関係もございません。

100%プロフィールが被ったとしても関係ありません。

他人のそら似です。

よくあることです。

とまあ、そんな感じでアホなことかいていきますので、勉強の合間に「アホやこいつ」「こいつみたいにならんよーにがんばろー」とそんな感じでやる気を出していただければ、身を切る思いでこの記事を書く甲斐もあろうかと言う物です。

あっ、これは、あくまで「Hさん」とひろえもんとのあいだには何の関連性もありませんが、書いていて自分の事のようにつらいっていみです。深い意味はないですよ。

重ね重ね申し上げておきますが、この記事は、勉強法を参考にするために読んでもらいたいというよりも、逆に、こんなアリエッティな事態になるまえに、よいこのOTSのみんなは勉強しようぜって、そういうやつです。

これを読んで、

「1ヶ月の勉強で受かるんだ。ふーん。じゃあ勉強しなくていいや」

という勘違いだけは、しないようにお願いします。

あくまで、気分転換のつもりで読んでくださいねー。

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約束だぜ?

あるいは。

これを読まれている一般の方。

誤解なきように申しておきますと、作業療法士国家試験はそんなに生易しい試験ではございません。

仮にも国家試験でございますので、それなりに勉強しないとうかりません。

ひろえm...げふんげふん。

Hさんは、はそれなりに勉強したという自負はあるそうです。

そこんとこよろしく。

ぼちぼちと書きますので、1週間後くらいに気にしてみてください。

学生時代、そもそものザンコリがあんまり覚えられなくて苦労したのはいい思い出です。

実は脊髄損傷の方にお会いしたことが数えるほどしかないんですよね。

ですから、本当の意味での理解はできてないかもしれません。

ザンコリ。

一応知識だけ知ってるのは知ってるって感じです。

 

さて、本日はそんな脊髄損傷の分類に関する問題。

学生の皆さん、特に受験生の皆さんは、どうかなあ?

 

27歳の男性。オートバイ事故による脊髄損傷。Zancolliの脊髄損傷分類で右C6B1,左C6A。関節可動域に制限はない。体幹を前傾させると上肢で支持することは困難である。

動作の写真を次に示す。

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上肢による支持を可能にするために強化が必要な筋はどれか。2つ選べ。
1上腕筋

2 棘下筋

3 肩甲下筋

4三角筋前部線維

5 僧帽筋上部線維

 

まあ、ザンコリがわかってるの前提の問題ですね。

 

答え








2.4


写真では、上腕三頭筋が働いてないことがうかがえるので、肘折れ防止が必要になるんですよね。

で、その強化に繋がる筋肉が、問題の答えになる訳っす。

作業療法士はしばしば作業を用いて介入を行います。

で、それに関する問題は、やっぱり国家試験にはよく出ます。

3点問題のところにも結構出てきているように思います。

てなわけで過去問より問題です。

 

ネット手芸で図のようなティッシュボックスを作製する。

目的とする段階づけで適切でないのはどれか
1. 作業時間の調整 - 全身の耐久性
2.ネットの細かさ - 手指の巧敏性
3 編む方向 - 手指の可動域
4.糸と針の太さ - 手指の筋力
5.図案の複雑さ - 構成能力
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さあどうでしょうか

 

答え










ネット手芸においては、編む方向は指の可動域には特に影響しません。針を持つ手ってそんなに動かさないですものね。

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