作業療法士ニーズは高いのに、作業療法士養成校は減少している訳

寒くなってきて、新型のノロウィルスが流行しているようです。
免疫力が低下した状態だと、かなりあっさりと感染してしまうみたいです。

くれぐれもお気をつけて。

さて、また伝聞情報で、しっかりとした裏づけは取れていないのですが、まあそんなこともあるのか程度の参考にしていただければと思います。
(もし、この件に関して情報を持ってるよ、という方がおられましたら、是非メールでも何でも良いので教えて頂けると非常に喜びます。)

この記事のタイトルにもあるように、ちょっと不思議なことがおこっています。

作業療法士という職種と、人材に対する需要は低いとはいえないというか、むしろ高いと言えるにもかかわらず、その作業療法士を育成するための教育課程である養成校の数が減ってきているらしいのです。
教育関係領域にて就職活動をおこなっている作業療法士の方が、教えてくださいました。

募集中.jpg

ここからは、完全に推測なのですが、なぜこんな現象が起こっているのか自分なりに少し考えてみました。
多分以下のような原因があるのでは無いでしょうか。

①学生にとって作業療法士の社会的知名度が低い

多分、多くの学生は、作業療法士という職種があること自体を知らないと思います。
ソースは、自分の周囲の人々から「作業療法って何するの?」と聞かれまくる実体験からです。
一般論ですが、知名度が、低いと、まず情報を手に入れるためのコストが上がります。
すると、受験勉強等々で忙しい学生としては、あれもこれもと調べるにしても、何とか効率よく調べようとして、インターネットや人から聞いたり相談したりという事になると思います。
多分、この段階で病院、老健、特支などを見学する学生はいないでしょう。
と、した時に、作業療法士についての十分な情報が上手く得られず、結果として本格的にその職種を志望しようという気にならないという可能性が、一つ考えられると思います。親も、ある程度は子供の進路に対して、助言なりするでしょうから、その時に作業療法という分野がどんなことをする職種なのかをきちんと把握できないと、積極的に子どもをその領域に進学させたいと言う気持ちが起こらないのでは無いかと思います。

②学生から作業療法士が何をする仕事なのかいまいち見えない

上記に関連してなのですが、作業療法士の仕事、作業療法について知りたいと思っても、なかなか作業療法の本質について、魅力について、社会的重要性について、必要性についてびしっと説明してくれる情報源がありません
理学療法士は、スポーツ関連で取り上げられることもしばしばですが、作業療法がメディアに取り上げられることはあまりないですし、その取り上げられない理由の一つが、作業療法という概念について包括的に説明できる質の高い記事を書こうと思うと、やっぱり、非常にコストがかかるという事があると思います。
なので、きちんと作業療法士や作業療法について、きちっと説明している大手メディアが発信源の情報って、理学療法のそれに比べた時にやっぱりどうしても少なくなって当たり前なのだと思います。
きちんと作業療法士が、メディアが情報発信するときのコストを下げるような取り組みをしないとこの現状は変わらないのではないかと思います。(たとえば、こちらから情報を持っていくとか。)

③直接作業療法を目にする機会が乏しく、イメージしづらい

作業療法を最も雄弁に語るのは、やっぱり作業療法の実践場面だと思います。
ところが、作業療法士として働くためにどうしても必要になる能力をもった学生が、作業療法の処方を受けることってそんなにあるもんじゃないと思います。
(この点で、作業療法士が発達障害領域、教育の領域で仕事をする意義はかなり大きいのではと個人的におもいます。また、地域、在宅での支援を行うことも、学生の人に作業療法を知ってもらう機会になるかもしれません。)

④結局作業療法士を目指す学生数が低水準で推移している。

学生の絶対数が少ないと、どうしても教材や人件費などかさみますので、私立の専門教育課程などでは、採算が取れなくなってきて、教育課程がなくなってしまうと言うことにつながっているのではないかと思います。
私立のほうは特に、国家試験の合格率などかなり厳しく指導されるようですが、それでも合格率が泣かず飛ばず名ところもあり、そうした状況からもある種の人材的な厳しさが見えているような気がします。

っということで。
要約すると、
高校生知らない

目指さない

学校儲からない

減る
って事かとおもいます。

やはり、どんな仕事も最終的には人ですので、業界に人材がたくさん入ってくるような構造にてこ入れしていく必要ってあるんじゃないのかなぁと言うように思うのですが、そんなことを考える人はあまりいないみたいです。
OT協会がそういった活動をしているというのをあまり聞いたことがないので。
いや、私が知らないだけであると信じています。

絶対数増やすのが難しいにしても、いっそ人材の水準を何とか上げないと現状は変わらないのではと思っています。これ以上、どこをどうあげるのかという問題でもありますが。
なので、私は、私で、自分に出来ることをやってみたいと思います。

以上、社会的にはニーズがあるOTを養成するための学校が減少しているという現象について考えました。

「いいな!」と思ったら、シェアをお願い致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。