知ろう、学ぼう!!COPM(カナダ作業遂行測定)

昨日はうっかり更新を忘れました。すみません。

今日はCOPM(カナダ作業遂行測定)に関して、自分が知っていることを書かせていただきたいと思います。
もしも、間違っているとか、ここが不勉強だよ、というところなどありましたら、Twitterかメールで教えていただけると嬉しく思います。

さっそく本題へ。

COPM(カナダ作業遂行測定)は、評価法

作業療法には、患者様の状態を知る評価というフェーズがあります。その評価を行う上での一つの方法が、このCOPMです。
作業療法における評価法には、患者様の何を知り分析するのかという目的によって、たくさんの種類があります。
このCOPMは、患者様にとって重要な作業を知るという目的で使われます。
COPMを使えると、患者様のニードに焦点を当てるかかわりを行う方法が一つ増えます。
また、いわゆる「意味のある作業」に焦点を当てやすくなります。

CMOPってのがあってややこしいんだけど?

アナグラムかよ、と突っ込みたくなりますが、言葉遊びではなく、別物です。
でも、COPMと深く関連しています。
CMOPは「カナダ作業遂行モデル」と呼ばれる理論です。この理論を土台にして、COPMを学習すると、理解も実践もスムーズです。

cmop-e.jpg

CMOP概念図

詳しくCOPMについて知りたい

COPMについては、その存在が広く知られるようになり、現在様々な場面、分野で使用されています。

COPMについて、もっと詳しく知りたいという場合には自分が知る限りでは、やはりこの本が最も参考になると思います。

書籍などを通して、中核的な部分は理解できたという方、あるいは、基本は一通りわかっているので、臨床にて応用してみたい、または、臨床で使ってみたところ、困った場面に出くわしたという場合には、こちらが非常に参考になると思います。

よくある疑問や臨床上の応用などについて学ぶことができます。
http://www.npota.com/ot/copm/

たとえば、

Q.(COPMのワークショップ参加者から)COPMは文化的制約がないculture freeと言っていたけど本当ですか。
A.ひとり一人のクライエントを中心にしたオーダーメイドの方法なので、どこの文化圏でも使えます。

のような、COPMに関するQ&Aを見ることができます。

また、こちらの掲示板を利用すれば、COPMの日本での第一人者の吉川ひろみ先生からアドバイスをうかがうこともできます。
http://8113.teacup.com/copm/bbs

コラム 吉川先生のご本

さらにさらに、関連してその吉川先生の著書です。
「作業って?」という疑問に対する処方箋。
おすすめ。

COPMは難しいが、強力だし、言うほど難しくない

COPMは難しいと敬遠されるという話も臨床を経験されている先輩方から実際に耳にします。

確かに、抽象的な概念であるCMOPは、その概念や詳細を適切に把握し、自分のものにして初めて、本当の意味で使いこなせると感じます。

だからこそ、COPMを使えることで、新しい作業療法の地平が拓けるのもまた事実だと思います。

たとえ、今は使いこなせなくても、ちょっとかじっているだけでも、いいのです。COPMの本質的な部分に触れることが重要なのではないかと思います。(※個人の感想です。)

参考

http://www.oerafrica.org/FTPFolder/Website%20Materials/Health/Framework%20II/lecture8.htm

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ご存知でしたか?webだと2000円が無料に。日本作業療法士協会の配布物

当サイトは、日本作業療法士協会とは全く関係がありません。中の人が協会員ですけれど、末端構成員で年会費バッチリ払って、各種サービス利用してるだけの人間です。

でも、周りの作業療法士にも無料で使える日本作業療法士協会の配布物のことを知らない人とか結構いらっしゃいまして、せっかくなのでたくさんの人が使えばいいのにと思って紹介します。

協会刊行物・配布資料一覧 日本作業療法士協会

日本作業療法士協会は、協会として様々な資料を作成・販売しています。

配布先・販売先は、こちらになります。

http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/shiryo.html

様々な資料を販売・配布しています。

中身を少し紹介してみましょう。

作業療法白書

作業療法の統計データなんかが書いてあります。

PDFならなんと、無料です。

多分5年ごとに新しいのが出てるのだと思うのですが、たとえば作業療法白書2010は、価格2000円ですが、ウェブからダウンロードする場合にはタダで読むことができます。

内容としては、作業療法士に対するアンケートでデータを集めてあります。

作業療法士の働き方とか、そういういろんなことが書いてあります。長いので興味がある方は読んでください。

 

ぜひ読んでください。

面白くないかもしれませんが、読んでください。

各種パンフレット

無料で配布してるパンフレットは別枠でも紹介されています。

こちらからみることができます。

http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/pamphlet.html

例えば、無料で使うことができるものとして一般の方へ向けたパンフレットがあります。

これらは、作業療法士が対象者の方に作業療法を説明するときの導入として用いたり、作業療法の立場を明らか説明するにするときに、参考とすると良いと思います。

自分で資料作るときの参考にもなります。

専門領域のテキスト(有料)

MTDLPの研修会などで使うテキストもありますが、有料ですけれどすみません。

個人的には、オープンソースで無料で公開してあるといいなあと思います。

思うだけですよ。

まとめ

日本作業療法士協会が配布している資料があるのはこちらです。

http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/shiryo/

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“occupational”を中心にして、インターネット上でいろいろ調べてみた。 その1

はじめに

occupationalという単語について、インターネットを使って調べてみました。

動機:

現在OTSを名乗ってるけど、日常的に使っているけれど、実はあまりoccupational という単語について理解できていないのではと思ったので。
OTという言葉が自分の中でふらふらとしているような気がしたので、もう一度Occupationalという単語が社会でどのように使われているのかについての自分の中でのイメージをしっかりとさせないといけないのではないかという風に思いましたので。

方法:

occupationalという単語がどのような使われ方をしているのか(特に英語圏ではどういった意味合いで使用されているのか)について、インターネットを主につかって調べてみました。

結果

1.まず、gooの英和辞典 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/58445/m0u/ より

音節 oc • cu • pa • tion • al     発音 ɑ`kjupéiʃənl | ɔ`k-    レベル 社会人必須

[形]((限定))

1 職業(上)の;職業(意識)的な

an occupational counselor
就職指導員
an occupational disease
職業病
occupational therapy
作業療法.
2 ((主に米))占領[占有]の.
oc・cu・pa・tion・al・ly

[副]

つまり、「職業」という意味と「占める」という二つの意味を備えた形容詞であることがわかりました。

2.次に、”occupational ○○” などの熟語にはどのようなものがあるのかをさらに詳しく調べてみます。
もっとも、普通に”occupational” と検索すると、”occupational therapy”ばっかり上位になるので、google先生には「occupational -therapy」を検索語として渡しています。
すると、以下のような熟語がトップに来ました。

Occupational hazard , Occupational ability , Occupationally , Occupational therapy , Occupational accident  …ect.

それぞれ、「職業上の危険」,「職能」,「職業的に」,「作業療法」,「労災」といった意味になるようです。
独占的という意味合いは、トップには出てこず、「職業」という意味でつかわれるものがトップに来ていました。

ほかに、weblioによるoccupationalという単語を含んだ例文の検索をした結果を見てみても、やはり「職業」、「労働」、「生業」、「役割」、「地位」といった意味合いが目立ちます。そして、occupationalという単語は「職業的な」という意味合いで使われるとき、単に職業的という意味だけでなく「社会に~という地位を占める」という側面が強調された表現として使われているようです。

ちなみに、”作業療法学科”は「Department of Occupational Therapy」、”作業療法学専攻”は「Division of Occupational Therapy」と表現するそうです。
普段majorしか使わないから、知 ら な か っ た で す 笑。

weblioの例文検索結果:http://ejje.weblio.jp/sentence/content/occupational

考察

グーグル先生曰く、作業療法以外の使用では、「Occupational safety and health」といった、「職業」としての意味の使用が大きいみたいです。
つまり作業療法は直訳すると、「職業的な治療手段」ということになるのでしょうか。
以前、留学経験のあるOTRから「アメリカでも、何をやってるのかを直感的に理解をしてもらいづらいという悩みを(向こうのセラピストが)持っている」というお話を伺う機会があったのですが、なるほど、その通りかもしれません。職業的な治療手段っていわれても「?」だとおもいます。

少なくとも、単語の意味からは、作業療法の内容をうかがい知るのは困難だなあという実感を得ました。
教科書には、「Occpationalとは~」という解説から始まるものが多いと思いますが、やはりこういった意味での分かりづらさが根底にあることを、教科書を作られた先生方はひしひしと感じておられるのだろうなぁと今回調べてみて思いました。

以上から、何とか「実際に体験してみる」以外の方法で、作業療法のことを知らない人へ、ビビットに「作業療法とはなんぞや」を伝える手段をきっちり考えて実践していくことには意味があり、またそれが重要なのだという思いを新たにしました。

ご指摘、ご感想、ご意見などありましたら、ブログコメントまたは、twitter: @otfighterまで!

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WFOT(世界作業療法連盟)の基本信条を和訳してみました。

WFOT(The World Federation of Occupational Therapists )は以下を信条としています。

  1. 作業療法は、職業的な行為が人々の健康と幸福に影響を与えると考え、職業的な行為に対して価値ある貢献をしています。
  2. WFOTは、国際的なレベルでの保健、福祉、教育、職業に良い影響を与えることができます。
  3. 連盟の有効性は、他の国際機関との貢献と協力に拠ります。
  4. WFOTは、専門職の中での強みの開発に良い影響を与えることができます。
  5. 連盟の有効性は、専門的な必要性、課題、メンバーの要求に応える事にあります。
  6. WFOTは、あらゆる水準での協力、高い倫理観、相互尊重の上に成り立たなければなりません。
  7. WFOTは、率直にWFOTの目的に関連するような事柄において政治活動やその支持に従事しています。WFOTの目的に関係しない限り、、いかなる国の団体や国際的団体、あるいは国家の政治的な行動計画にも特定の立場をとることはありません。
  8. 連盟の成功はWFOT協議会の統一された強力なリーダーシップの発展と維持にかかっています。
  9. WFOTのメンバーは、最も重要な資産です。

 

普段特別WFOTの存在感を意識することはないですけど、自分の職種広く影響を与えるような団体の行動指針みたいなものは、しっかりと把握をしておくことが重要だなと、訳しながら思いました。

原文:http://www.wfot.org/AboutUs/FundamentalBeliefs.aspx

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