リーズニングという言葉について、作業療法との関連を調べてみた。【クリニカルリーズニング】

作業療法士にとって、理解が重要な「リーズニング」について学んだことを折角なので共有しようと思った記事です。作業療法の理解が深まったり、実践に役立てば幸いです。

きっかけ

先日、@OTKoBiさんから、自分が公開したWebページに関しましてこのようなツイートをいただきました。

 

「リーズニング」という言葉について、「あれ?」っとなりました。
聞いたことはあったような気がするのですが、はてどういう意味だったか…。

正直に、「リーズニング」という言葉が分からなかったのです。

たぶん、作業療法学専門課程にて、どっかの授業でやったような気がしなくもないのですが…。

というわけで、自分なりに調べてみることにしました。

調査方法

検索エンジンにはgoogleを使用し、検索ワードは「リーズニングとは 作業療法」で調べました。

調査結果

まず、検索して1ページ目の一番上に出てきたものを引用します。

作業療法は治療における推論を重視し,クリニカルリーズニングとして教育している。

作業療法におけるクリニカルリーズニング概念の活用に関する文献的研究

なるほど。つまり、クリニカルリーズニングとは、治療上必要となる推論のことをいう概念なのですね。

クリニカルリーズニング = 治療上の推論

では、そもそもリーズニングとはどういう意味なのか、そこをもう少し掘り下げてみると

「リーズ二ング=reasoning」

つまり

「reason」がもとになっているんですね…。

無理やり訳すならば、「理由づけすること」

とでも訳せるでしょうか。

コラム OT∞KoBiさんの教え

ちなみに@OTKoBiさんからはこんな返答をいただきました。@OTKoBiさんありがとうございます!!

他の定義も見てみましょう。

PTの内山靖先生の定義です。

クリニカルリーズニング(clinical reasoning)は,臨床推論と邦訳される.
臨床現場では,原語をそのままカナ読みでクリニカルリーズニングと呼ぶことが多く,本稿でも特集タイトルに合わせてカナ表記を用いる.
クリニカルリーズニングとは,対象者の訴えや症状から病態を推測し,仮説に基づき適切な検査法を選択して対象者に最も適した介入を決定していく一連の心理的過程を指す.この過程は,気づきとともに経験や知識に基づく論理的思考による鑑別と選択の連続で,仮説を検証する工程を繰り返している.これが推論と呼ばれる所以である.ちなみに,reasonには,わけ,(背後の)理由,根拠,推理,分別,理屈などの意味がある.
クリニカルリーズニングは,臨床思考過程の呼称の1つで,そのほかにも臨床意思決定(clinical decision making)や臨床判断(clinical judging)などの用語がある.いずれも思考過程が発達した領域や背景に応じた特徴の違いによる呼称である.

なるほど。

つまり、

観察可能な事象から、

仮説を立て、

その事象が起こった背景について、検証を行う

というプロセスを論理的に行う技術を指すと考えれば良さそうです。

リーズニングとは技術であり、それを行う主体は、治療者側であるということですね。

コラム リーズニングを辞書で調べる

そもそも論なのですが、英単語として「reasoning」って言葉が存在するんですね…。
知らなかった!

研究社 新英和中辞典から出典

1 推理,推論; 理論; 論法; 推理力.
2 [集合的に] 論拠,証明.

もとから英単語の「reasoning」にはこのような意味合いがあるのですね!

まとめ

リーズニングとは、

「ある事象に対して、理由づけを仮説として行い、その根拠を検証可能な形で論理的に示すこと」

 

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“リーズニングという言葉について、作業療法との関連を調べてみた。【クリニカルリーズニング】” への2件の返信

  1. OTにはJoan Rogers のクリニカルリーズニングがなじみ深いかと思います。診断的リーズニング、物語的リーズニング、実際的リーズニング、倫理的リーズニングなど。合ってますかね?

  2. リーズニングといえば、真っ先に、という点では間違いないと思います。とはいえ、私自身も不勉強なもので、そのどれもにあまりなじみが無いです。
    リーズニングという概念を身近な物にできるような意識が必要だなと改めて思いました。
    ありがとうございました。

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