「住宅扶助費も医療費も生活保護費としてワンバスケットにすべき」との橋本徹維新代表代行のついーとを読んで

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はじめに

生活保護を受けていると、節約という観点がなくなるのは感覚として、理解ができます。
全員がそうではないはずですし、むしろ、そういった人は少数派であると信じていますが、それでもやはり、生活保護費もらった額は、使い切ってしまおうという発想はある種なんというか、ヒトらしい発想だと思います。

橋本徹氏のツイート

さて、橋本大阪市長がツイッターで上記のような生活保護に関する特性を問題視したツイートを行っておられたようです。

 結局行政が全てチェックすることは不可能であり、市場によるチェックに委ねるざるを得ません。そのためには当事者にインセンティブを与えるべき。今の生活保護制度の欠陥は、受給権者が節約する動機付けがないことです。医療費も使い放題。住宅扶助費もマックスまで。
生活保護費をワンバスケットにし、医療費や住宅費を節約すればその分生活費に余裕が出るようにする。

Twitter:橋下徹 (t_ishin)

思ったこと

無駄遣いを減らすための動機づけを行うためには、なかなかいい発想だと思います。そうすれば、「節約する」という選択肢が生まれ、無駄な医療費が削減できるかもしれません。

ただし、現実として、とんでもない問題がいくつも起こりそうな気がします。
とくに精神疾患を抱えた人の場合で、そのあたりのコントロールが困難な場合をどうするのかといった問題が発生すると考えられます。

前頭葉機能が減弱している場合には、欲望のコントロールがしにくいですので、計画的にお金を使ったりすることが難しいといった症状もあると思います。
そうした点において、ワンバスケットにしてしまうというのは、彼らをとんでもないリスクの中においてしまうということにつながるのではないかと、心配になりました。

おわりに

現場の様子をきっちりと上にあげていかないと、そういう政治参加もしないと、専門家として、作業療法士は義務を果たしてないことになるのかなあ。

参考:http://www.data-max.co.jp/2013/01/09/post_16449_tw_dm1715_2.html


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