日本不安障害学会が報告「社交不安障害 仕事への影響が大」

はじめに

ご存知の方も多いと思いますが、「社会不安障害」は、2008年に日本精神神経学会にて、「社交不安障害」に名称が変更されました。

社交不安障害の病態

理解の簡単のために、あえて誤解を恐れない表現を使うと、あがり症の症状が非常に強くなったような感じです。

しかしながら、その症状は、単なるあがり症の比ではなく、振るえや吐き気などの、通常では考えられないような強い身体症状が見られます。

また、そのような身体症状が、人から注目を集めるなどするたびに強く出現するので、いつまでたっても、「慣れる」ということができません。そのため、社会的な立場、役職、役割として、そのような注目を浴びることが必要となるような場面においても、その役割を引き受けることができ無いといった障害があります。

現代社会における仕事は、人付き合いができないとやっていけない仕事が多い事を考えると、非常に辛い状況がたびたび発生してしまう疾患であることは、間違いありません。

ニュース詳細

これは札幌市で開かれた「日本不安障害学会」で報告されました。

(中略)

学会の中で千葉大学大学院の研究者は「患者を調べたところ、症状が現れる平均年齢は18歳ぐらいだったが、実際に治療を受ける平均年齢は30歳を超えている」と指摘し、「病気ではなく性格の問題、と誤解されて治療が遅れるケースが出てきていることを報告しました。
参加した研究者によりますと、患者は働き盛りの人が多く、4割以上が仕事をやめたり休んだりしているということです。
このほか学会では、薬による治療だけでなく、カウンセリングを通して考え方や行動を変える治療も効果を挙げていることが報告されました。
座長を務めた千葉大学大学院の清水栄司教授は「今、患者に合わせたさまざまな治療法が出てきている。人との交流がうまくできず、おかしいと感じたら早めに相談してほしい」と話しています。

社交不安障害 仕事への影響が大 - NHK NEWS WEB

要点整理

上のニュースからは次のようなことが分かると思います。

  • 症状が顕著になるのが18歳前後
  • 健常な場合と、病的な社交不安障害との鑑別が、難しい
  • 治療を受けはじめるのが遅くなりがち
  • 現在、社交不安障害者のうち、4割が仕事ができないほど重症化
  • 患者によって、治療法はさまざまでこれといった方法に画一化できていない

これらから、
「なるべくの早期診断、早期介入が重要」
ということがいえるとおもいます。

社交不安障害の診断基準

DSMを元にした、簡易構造化面接法によると以下の項目にすべて当てはまる場合には、社交不安障害の可能性があります。

  • 人前で、話をしたり食事をしたり文字を書いたりするときに他人から注目されていると思うと、怖くなったり戸惑ったりする
  • それについて、自分でも怖がりすぎていると思う
  • それについて、わざわざ避けたり、じっと我慢したりしなければならないほどである
  • それによって、職業・社会生活が妨げられているか、または著しい苦痛を感じている

診断基準に合致したら

社交不安障害は、精神疾患です。

つまり、改善するためには、専門家である精神科医による治療・処方が必要です。

先ほども問題点に上げたように、単なるあがり症と誤解される可能性のある精神疾患です。もし、周りに当てはまりそうな人がいたら、是非教えてあげてください。

作業療法では

おそらく、認知行動療法の理論、手法を用いて、治療を行う事になると思います。

おわりに

自分も昔は結構あがり症でした。

10人程度の前で、話をすることも、非常に精神的苦痛でした。

ときには、頭の中がまっしろけになって、原稿用紙をまともに読むこともできないほどだったりしました。

いまでは、全然そんなことないので、ウソのようですが、今思い出しても結構いやな思い出です。

それを思うと、社交不安障害というのは、抑うつなども併発するのかもしれません。また、時間みて、調べてみたいと思います。

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