以前書いた記事の終わりの方で、告知する方がスタンダードになってきているという事に触れました。
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しかし、今回、逆に、告知をしたがために、訴えられたパターンがあったみたいです。
ひろえもん個人といたしましては、遺族と、医療関係者との間に十分なコミュニケーションが取れていなかったという、ありきたりなところに原因を求めてみるのが現実的なきがしていますが。
余命告知で治療できず死亡 遺族が徳島大提訴
医師から余命告知をされた母親が精神不安定になり、がん治療を受けられず死亡したとして、遺族が4日までに、徳島大病院を運営する大学に慰謝料など約4500万円の損害賠償を求め、徳島地裁に提訴した。
訴状によると、2011年3月、徳島県内の70代の女性が余命数カ月と診断され、徳島大病院に入院。子どもたちは余命を知らせないよう病院側に申し出たが、医師が本人に「このままだと数カ月。完治することはまずない」と伝えた。
女性は深夜徘徊など精神的に不安定になり、病院にいる方が危険だと医師が判断。通院で治療を続けたが、十分な治療を受けられず12年4月に死亡したとしている。
2013/03/04 18:06 【共同通信】
しかし、余命数ヶ月という統計値と比べると、長く生活ができていた点を考えると、十分な治療ができていなかったとは言い難いと思うのですが、告知をした後に女性が家に戻って生活をしていたみたいですから、家族が相当な苦労をしていたのかもしれません。わかりません。あくまで推測です。
しかし、4500万円とはまた巨額。
病院が新しい訴訟対策マニュアルの策定に取り掛かるのも時間の問題かもしれません。
いずれにせよ、より詳しい情報が出てきたら、また追いかけてみたいと思います。
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