子宮頸がんワクチン問題と「医学的な真実が殺される」社会で作業療法士をやってるということ

作業療法士は、日本では医療職に分類されますが、医療関係の情報の取り扱いの闇というか難しさを感じる「子宮頸がんワクチン問題」、ご存知でしょうか?

医師でジャーナリストの村中璃子氏が、ネイチャー誌などが選出するジョン・マドックス賞の今年の受賞者に決定したことを知り、追加で関連情報を知れば知るほどに、衝撃を受けたので記事にしました。

先進国である日本の、医療情報の扱いの質には、こんなに低い面もあるんだよ、っていうところを感じていただければ幸いです。

子宮頸がんワクチン問題のここがヤバい

「科学的正しさ」が、国などの大きな組織・団体に黙殺されてしまったことです。

加えて、医療に関係する情報を受け取る側が、何を信じたらいいかわからなくなる点です。多くの人が、テレビでやってる情報は正しいと思う日本の世の中なのに、その信頼を裏切るような情報がテレビで提供されていた、と言い切ってしまって良いと思います。

この2点は、情報がスピーディーかつ大量に消費される世の中の宿痾とも言えるのではないかと思います。この問題意識は、もっと世の中から重要なものとみなされる必要があると思っています。

そもそも子宮頸がんワクチン問題

ここでいう、子宮頸がんワクチン問題とは、以下のようなものです。

そもそも、子宮頸がんには様々な原因があることを前提として、そのうちの80%以上は2つの型のヒトパピローマウィルスの感染によるものと言われています。

こうした子宮頸がんを予防するには、上記のウィルスに効果のある子宮頸がんワクチンの投与が安全かつ有効だというのが科学的意見です。

しかし、「子宮頸がんワクチンの使用によってけいれんや歩行障害、神経性の副反応が出る」という趣旨の反ワクチン運動がメディアに取り上げられ、日本政府はその主張に根拠がないと認めながらも、子宮頸がんワクチンの投与に及び腰になってしまったということがこの問題です。

このように、

子宮頸がんワクチンのリスクが過剰に強調されたが故に、

子宮頸がんワクチンが投与されていれば、本来子宮頸がんにならなかった女性が子宮を失い、

その人に本来生まれているはずの子供が失われる

というなかなかショッキングな事態が、

「国の政策によって」

引き起こされているのでは、という問題

です。

村中璃子氏の仕事

前述のような状況に強烈な違和感を感じたのが、医師でありジャーナリストの村中璃子氏でした。

子宮頸がんワクチン副作用の研究の過程で、不正があったことを指摘し、理路整然と、反ワクチン運動への反論を行いました。

その過程で、名誉毀損で不正な研究を行った科学者に訴えられるなどしながら、間違いを科学的な視点で正した功績が認められ、あの著名な科学雑誌ネイチャー誌などが選出するジョン・マドックス賞の今年の受賞者に決定しました。

コラム 「報道しない自由」を行使する日本のメディア

筆者は、ネットの情報から、今年のジョンマドックス賞について知りました。

しかし、大手のメディアでは、あまり報じられているところを見ていないです。

同じ違和感を感じているネット上の意見を見ましたが、ジョン・マドックス賞という有意義な賞を受賞したことを、もっと、日本のメディアは日本の医療情報に責任を感じるのであれば、大々的に報じるべきだと思います。

今回のことで、今の日本のメディアに正しい情報を広めることを期待してはいけないということを学びました。ある意味で、誤報を流してしまったということを認めてでも、きちんとした情報を流そうという姿勢が欲しかったです。

そうなると、ネットを使って情報収集した方が、まだ検証することを心の片隅に意識してるという面で、積極的でいいのかなと思います。

作業療法も科学性大事

リハビリ界隈にて、ある組織で大御所さんとかベテランさんの発言が影響力が強くて、科学性が失われてしまう現象と今回の件が重なりました。

心は大切です。

それを前提として、科学性を本当に大切にできているか、をきちんと問い直す時期にリハビリテーション、作業療法の世界もきてると思います。

今回のことを教訓として、作業療法士の世界にも必要になってることはなんでしょうか?

論理的思考の強化

論理的思考能力はいわゆる「できる」人たちが共通して獲得している能力ですし、科学を支える根底です。

情緒を使いこなすには、確かな論理的思考が必要です。

実践と同時に検証研究ができる環境設定

AIとかビッグデータとかを活用するのが普通になってる世の中です。

普通の臨床で、研究できるような枠組みを発明することも必要かなと思います。

実際の関わりと、その結果の相関や因果関係を検証できる仕組みの導入が作業療法の世界全体に必要になっていると思います。

作業療法士の学術的な知識技能の向上

作業療法士で学術的な分野で活躍している人は、同じ顔ぶれの人が多いです。

これは、臨床しながら研究するのが大変だからということに加えて、学術的な内容をきちんと理解するには、臨床とはまた別の能力が必要になるからだと思います。

まず必要なのは、作業療法士一人一人が研究の内容を検証できる能力を獲得していることだと思います。

そして、自分の臨床を学術的かつ科学的に説明するためには、どのようにすればそれが可能なのかということを学んでいく必要があるのだと思います。

発信能力の強化

作業療法士一人が、その治療方法や主義の有効性を認識していたとしても、それを周囲と共有することができなければ、本当は解決することができたはずの世の中や組織の課題を解決することができないということになります。

そうならないためには、科学的に正しいことを、きちんと周囲に対して説明することができ、広げることができることが必要です。

人と繋がることができ、作業療法士としての自分の意見に耳を傾けてもらうことができるような自分であること、そのためにも、情報を科学的に検証する能力を獲得する努力が必要だと思います。

疑うこと

偉い先生が言うから、

科学者が言うから、

映像があるから、

本当に正しいのか、

書籍になっているから本当に正しいのか

いろんなツールが安価に使えるようになってるんだから、

車輪の再発明するくらいの気持ちで、

疑って、試して、

「ああ、ほんとだ」

と思えることが一番必要かなと思います。

誰かが言ってることを鵜呑みにするんじゃなくて、

覚悟を持って、その情報に相対することが必要だと思います。

自分で考えて自分で決める

作業療法士として、一番大切なのはここだと思います。

お金儲けの現実といろんなバランスを取るためには、作業療法士に一番必要な能力は、心情と科学性を踏まえて、自分でしっかりと考えることだと思います。

安直な感情に惑わされず、社会とその問題解決にとって本当に必要なことを提供できることが、作業療法士が本当の意味で社会貢献できる唯一の方法論だと思います。

周囲からどれだけ圧をかけられても、貫けるだけの村中璃子氏のような強さを作業療法士一人一人が獲得するには、本当の意味で「自分で考えて自分で決める」と言うことが必要になると思います。

今も将来も大切にする

今をごまかして、将来を台無しにする無責任を、リハビリテーションと称してやってるとしたら最低なので、一作業療法士としては、そのようなことがないようにしたいと思います。戒め。

まとめ

いち作業療法士として、

「正しいこと」は、科学的に自分で見極めるべし。

参考:

https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/hpv?utm_term=.xaeNn45GK#.wsxzKWamg

http://blogos.com/article/264220/

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統合失調症の病理的な一面が明らかに。新薬の開発に繋がる可能性。

統合失調症の機序は未だに明らかになっていません。

しかし、iPS細胞を用いた研究で、少しずつ解明されていることもあるようです。

統合失調症患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、脳の神経系統の細胞に変える実験を行ったところ、神経細胞の割合が健康な人より少なく、神経細胞を助ける細胞の一種「アストロサイト」の割合が多かったと、理化学研究所などの国際研究チームが12日までに発表した。

可能性として、統合失調症は神経ネットワークがうまく作れていないために各種の症状が引き起こされるということが示唆される結果と思います。

もしも、この病理的特徴が、統合失調症という病気の根幹に直結する内容であれば、この病気が薬で完全にコントロールできる日も来るかもしれません。

などと妄想しました。

今後の可能性に期待しつつ、日々の臨床をがんばりたいと思います。

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瞑想で行動変容。認知行動療法の一部に瞑想を組み込むと効果的!?

アメリカの教育現場に瞑想が取り入れられているニュースがありました。

ご紹介します。
記事はこちら

ご覧の通り情報源がネットニュースで、しっかりと情報の裏取りをしたわけではないので、これがアメリカ全土に広がっている動きなのかどうかわかりませんが、瞑想の有効性はある程度アメリカ社会に認められてきていると言うふうに考えられます。
スティーブ・ジョブズなどの著名人が迷走活用していると言う話がメジャーになってからこのような流れがより活発になっているように感じます。
瞑想をすることによって、仕事能率が向上するというふうに言われています。
これは、自分自身に意識が注意を向けることができ自分の行動振り返ってあり自分の感情を整理したりする時間を作り出すことができるのがその原因と考えられます。
この瞑想を問題行動の変容に役立てようと言う試みが、アメリカで行われているようです。
瞑想のこういった効果をうまく活用できれば、認知行動療法をより効果的に行えるのではないか、そう考えました。
最近各種ビジネス書などでマインドフルネスが話題だったので、少し興味はありましたが、なんとなく作業療法のプログラムとして使えそうな気がしてきたので、すこし調べて見て取り組んで見たいなと思いました。

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統合失調症に遺伝子の突然変化との相関関係を発見 名大研究

統合失調症は、謎の多い疾患です。

症状に対して名前をつけているだけなのか、それともそうした症状が見られる方々に共通する原因があるのかどうかも、いまひとつ明確になっていません。

そうした中で、名大の研究によって統合失調症の方と遺伝子の突然変異との間に関連性がある可能性が示唆されました。

統合失調症患者の9%に、発症に関係するとみられる遺伝子の突然変異があることが、名古屋大大学院医学系研究科の尾崎紀夫教授(精神医学)らのグループの研究で分かった。突然変異の割合は健康な人の約3倍多く、今後、ゲノム(全遺伝情報)解析を、統合失調症の診断に生かせる可能性があるという。(室木泰彦)

統合失調症の原因が明らかになれば、よりターゲットを明確にした治療薬が開発できる可能性が高まります。

とはいえ、上記でも述べたように、今回の研究が統合失調症の方全員に当てはまるというものでもないことを考えると、まだまだ解明の途中です。

作業療法士としては、統合失調症の方がよりよく生活できるように、そっと支えるということが今までもこれからも重要なミッションであり続けることは変わりなさそうです。

参考:

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20160621142249417

 

 

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いよいよ第50回日本作業療法学会の事前登録開始。なんと3000円もお得。

事前登録受付開始

北海道なので思い切りが必要ですが、第50回日本作業療法学会の事前登録が6月15日から始まっております。

トップページのお知らせからも入れますが、一応リンク貼っておきますね。

第50回日本作業療法学会の事前登録

事前登録で、12000円ですが、当日登録に比べると、3000円ほどお安くなるようです。

支払いは、銀行振込または、クレジットカードということです。

今回、自分は日程的な制約もあり、参加できるかどうかは正直微妙なのですが、参加できる方が羨ましい限りです。

もし行けたら、とりあえず、北海道の海の幸をたくさん食べつつ、いろいろな方の発表をしっかりと聞きたいですね。

抄録集の取り扱いの変更

ちなみに、今回の学会から、毎回送られていた抄録集のCDの配送が無くなったそうです。

正直、使ったことがなかったのですが、そういう方が多かったのかもしれませんね。

代わりに、インターネットから閲覧・ダウンロードするようになったようです。

抄録集のダウンロードは、まだできないみたいですね。

紙媒体の方も、当日配布ということになったそうです。

世の中はいろいろ変わってますね。

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(✿╹◡╹) 〜 全文引用

はてなブックマークで、話題になっていた投稿が作業療法っぽいなと思ったので、引用してシェアします。

(✿╹◡╹)あなたのしあわせは なんですか

(✿╹◡╹)わたしのしあわせは なんだとおもいますか

(✿╹◡╹)きょうのよるごはんは おいしかったですか

(✿╹◡╹)おふろにゆっくり つかりましたか

(✿╹◡╹)あしたは おやすみですか

(✿╹◡╹)それとも おしごと がっこうですか

(✿╹◡╹)よふかし しますか

(✿╹◡╹)にどね なんかいもしてみますか

(✿╹◡╹)はやおき してみますか

(✿╹◡╹)ここちよいあさひをあびて

(✿╹◡╹)すこしあついひざしをうけて

(✿╹◡╹)あしたも あなたがしあわせでありますように

(✿╹◡╹)あしたも あなたがえがおでいられますように

(✿╹◡╹)きょうも いちにち おつかれさまでした

(✿˘◡˘)すこしはやいけど おやすみなさい よいゆめを

ほんわかしますね。

ふとした日常が、大切にできること。

やっぱりとても大切ですね。

引用元:

http://anond.hatelabo.jp/20160617213313

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膳立てしても「なんちゃって作業療法」はつづく|リハビリテーション新聞

理学療法士さんが書いた記事ですが、いち作業療法士としてグサグサくる素敵な記事のご紹介です。
作業療法士がある意味で仕事をサボってきちんと役割を果たさないから、絶望した!という記事です。
個人的な感想としては「ありそうだなあ」という危機感でした。
作業療法士の仕事は実働とマネジメントの両方が出来てはじめてスタートラインだと感じて久しいですが、なかなかできるもんでもありません。
しかし、それは単に環境の問題というものでもなく、作業療法士自身の姿勢によるところも大きいのかもしれません。
作業療法士は、やっぱり生活にハリを与えることが役割だなあと再確認させていただきました。
それにしても、ブログのサブタイトルが「リハビリテーションの可能性を信じる皆様へ」なのに、この不信感ですからね。著者の裏切られた感はハンパ無いですね。
他人のふり見て我が振り直しましょう。
記事はコチラ

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NHKバリバラで取り上げられた8050問題について拡散

8050問題

精神疾患関連の施設や病院で働いている方や、家族以外はあまり身近に感じられないことかもしれません。

認知症が大きく取りざたされている影で、精神疾患関連の関係者はみんな高齢化しています。その結果、昔から、業界人の間で予想されていた事態がとうとう現実のものになりつつあります。

障害者の方自身の高齢化、その方に取っての強力な支援者であった家族も高度に高齢化し、障害者の方の援助の担い手が不在になり、地域で生活出来なくなるというのです。

引きこもりである精神疾患の方を養う親が80歳、当人が50歳に差し掛かっているということで8050問題という呼び方をされています。

8050問題の今後

親などの援助者の高齢化に伴い、精神障害者の方への支援は、今後公的な団体などがになっていくことになると思います。

が、その移行がズムーズに行える環境は全く整っているとは言い難いです。

家族が、病気に対する知識がなく、また病気を近所や地域に秘匿することも少なくないのでしょう。

この辺りに、認知症と同じ匂いを感じます。

自分の弱みはオーブンにした方が周囲が助けてくれるという体験が、日本人には足りないのかもしれません。

それから、困った時にちゃんと知ろうとする姿勢も足りないのかもしれません。

そうなってくると、今後適切な支援に繋がれない方が増えて、そういった方は地域で暮らせなくなって、病院暮らしをする方が増えるのかもしれません。

国が目指す方向とは完全に逆ですが、そうなっていくのかもしれません。

ひょっとすると国としては、高齢化して施設に入ってしまえばいいやとすら思ってるのではと、そういう疑念すら抱いてしまします。

ギリギリまでがぞくが頑張れっていうのは、まず間違いなく思っているのでしょうが。

いち作業療法士としては

作業療法士としては、やっぱりアウトリーチが足りないがためにそういうことになっているという見方をしてしまいます。

ノウハウも人も、つまり質も量も不足しています。

病院関連の予算を削って、訪問看護やら、居宅支援サービスやらにしっかりと予算をまわしていくことが一つの手段だと思います。でも、根本的な問題としては、作業療法士の数自体が足りていないのでひょっとするとあんまり意味がないかもしれません。

なんでアウトリーチに人材が不足するかというと、作業療法士のやる気の問題もあるかもしれませんが、教育の体制や、広報の体制が整っていないからだと思います。

いきなり地域に出て、頑張れる人っていうのはかなり優秀な人材です。いわゆる即戦力です。

ああ、いっそ、そういう即戦力が集まるような、学生を集めるのもアリですよね。

終わりに

結構、対応待ったなしのこういう問題があることは、知っておいた方がいいのかなと思います。

間違いなく行政の力がないと解決できない問題ですから、多くの方に知っておいていただく必要があると思います。

公式ページ:http://www.nhk.or.jp/baribara/lineup/160501.html

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中国で人間が、遺伝子変異を扱う技術が誕生。改造人間まったなし?

仮面ライダーは、さすがにもうしばらく登場しないと思いますが。

しかし、作られた天才というのは誕生するかも。

作業療法とはあんまり関係のない、遺伝子に関する技術のニュースが面白かったのでご紹介します。

中国で、論文化されたその技術を使えば、

病気に関係するような特定の遺伝子をピンポイントで除去したり、

優秀な遺伝子と既存の内容を置換するような遺伝子技術に関する論文が発表されました。

おおまいごっっど。

神の存在をまた一つ揺るがす技術が開発されたということで、欧米でも大きな議論になっているようです。

一般庶民には関係のない話ですが、お金持ちの人々であれば遺伝子系の難病を治療できるようになる日もそう遠くないのかなあと思いました。

中国はこれをビジネスにするだろうから、日本や欧米が倫理云々かんぬん入ってる間に技術力に差が出るかもですね。

ソース

http://www.asahi.com/articles/ASH4T5QFYH4TULBJ007.html

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