【新人OT向け】「PDCAサイクル」の必要性は作業療法士こそ知れ

成長したい若手必読の記事です。

ビジネスマンとか、経営者とか、起業家であれば必ず知ってるのが「PDCAサイクル」です。

作業療法士でいうところの、ICFです。要するに知らないと、モグリ扱いをされてもおかしくない常識ということになります。

利益の世界の常識ですが、医療福祉の人が知っていて何らおかしいことではありませんし、むしろ知らないことは損失と考えますので、ご紹介させていただきます。

試行錯誤は重要だ

まず、「PCDAサイクル」の価値を知っていただくためには、試行錯誤の重要性を認識していただく必要があります。

試行錯誤とは、

目標設定のもとに

計画を立て、

実際にやってみて、

その結果を把握して

その評価をもとに方法論に修正を加え、

狙いとする結果が得られるまで繰り返すような行いのことです。

この試行錯誤の重要性は、前人未到の領域で重要性を発揮します。

その理由は、作業療法士が作業療法を行うときに、前人未到、つまり事前に参考とできる資料がない場合には、自分の実践によってどれだけ情報の蓄積を測ることができるか、そしてその結果からうまく推論を導き出すことができるかが、作業療法の対象者にとってより良い、質の高い作業療法を提供するために重要だからです。

要するに、地図のない土地を歩くには、実際に歩けるところを歩いてみて、その道が違ったのなら他の道をちゃんと行けるように、同じ道を歩かないように、自分できちんと地図を作っていかなくてはいけない、そういう話です。

そういうプロセスが無くては、作業療法とは言えません。

作業療法は科学的なだけではいけませんが、まあ、ありはしないと思いますが、どうも科学性のそれがないような介入の話も伝え聞こえてくる有様ですから、やはり試行錯誤は大事です。根拠なき実践はだめ絶対です。

「PDCAサイクル」とは試行錯誤のこと

ということで、なぜ試行錯誤の重要性を前置きしたかと言いますと、PDCAサイクルとは試行錯誤とほぼ同じ意味の業務改善の枠組みなんですね。

ビジネスの世界では常識で、もともと品質管理や生産管理などの管理業務をやりやすくするための考え方フレームワークになります。

PDCAサイクルはその有用性から、実は、いろいろな領域で応用されており、生産性を向上させるプロセスにはもちろん、業務上のリスクを取り除くための試みなどに応用されています。

そしてなんと、最近であれば、ITの分野でソフトウェア開発などでこれらが用いられるようになってきています。

つまり、非常に応用の効く考え方の枠組みということがお分かりいただけると思います。

PDCAサイクルの概要

Wikipediaからの引用です。

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。
Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
Do(実行):計画に沿って業務を行う。
Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する。
wikipedia-PDCAサイクル

PDCAサイクルの有用性

このような枠組みはシンプルでわかりやすくて、つまり誰もがみんな使える点で優れていますし、誰がやっても改善する方向に持っていくことができるということは、時間さえかければどれだけ効率が悪くても、必ず改善することができるという点で非常に強力です。

そして、これは変化を肯定するツールでもあります。変化しないことに固執することによって、大した結果を残せないままにズルズルと日々の臨床をやり続けるよりも、しっかりと目標設定して業務改善をしっかりと行う方が、労働をする側の心理としてはいくらか健全です。

そして、PDCAサイクルは競う相手を想定しなくても良い時や、時間の制約がとてつもなく厳しい時などを除けば、とても有用です。

このサイクルを回していけば、人間は必ず進歩できるからです。

知らないで全く進歩できない作業療法士よりも、PDCAサイクルを知っててそれを回し続ける新人の方が、かなり使い物になります。個人的観測ですが、今のところ100%そうなので、多分そうです。ちゃんと大規模な統計で調査したら、同じような結果が出て有意差もでる可能性は高いはずです。

あとは、誰かになんらかの目標とその達成に向けた行動を促す時に、PDCAサイクルを元にした振り返りを行うと、次の行動の指針がわかりやすくて良いというメリットがあります。つまり、他者の指導にもってこいということです。

自分に後輩ができたり、作業療法の対象者の方に自発的な行動を促したい時などには、わかりやすいので非常にオススメできるフレームワークだと思います。

作業療法対象者の方に応用するPDCAサイクル

簡単に対象者の方が体験する作業療法のプロセスを記述すると、

目標設定をして

きちんと実践して

達成する

というこれだけのことなので、バッチリPDCAサイクル回せます。

つまり、

Plan

作業療法士と一緒に、リハビリテーションのゴールと中長期的な目標を設定する。

Do

目標に向けて、リハビリテーションとなる具体的なアクテビティ、活動、作業を行う。

Check

具体的活動の成果を、作業療法士と一緒に現状を確認し、過去や設定した目標と比較して評価する。

Act

必要かつ、可能な改善や修正を加え、計画や次の具体的実践に反映させる。

 

 

という感じです。

どうです、簡単でしょう?

ご覧の通り、MTDLPとか人間作業モデルとかの併用もバッチリです。やったことないけど、ADOCとかも行けるんじゃあないでしょうか。

シンプルなので、いろいろなものと併用するというか、別のものに組み込んで使うことができます。

作業療法を受ける対象者の方の治療過程とPDCAサイクルは、かなり相性がいいのがお分かりいただけたと思います。

作業療法士自身の成長に生かすためのPDCAサイクル

作業療法士の業務でサイクルを回してみましょう。

治療業務

治療に関する業務を分解すると、一人の対象者に対して作業療法士がおこなう業務は、以下のようなプロセスになるでしょう。

  • 作業療法のオーダー・作業療法開始
  • 情報収集
  • 評価・分析
  • 目標設定
  • 介入
  • 目標達成・作業療法終了

オーダーが出てから、作業療法の終了までに共通して必ず行うプロセスに関しては短時間でたくさんの成果を出すことができれば、より多くの時間をかけて作業療法対象者の方へ関わることができますので、対象者の方はより治療的に有利な状態になります。

つまり、何度もなんども繰り返すような業務に関しては、きっちりと改善しようとする姿勢が必要です。この改善というのは、同じような結果であればより短い時間で得られるように、そして、同じ時間を必要とするのならより多くの結果を出せるようにすれば良いということです。

上記のプロセスの中で言えば、情報収集は最も時間を削ることができるところだと思います。

最初に断っておくと、世の中にはどうあがいてもボトムアップ式でやらなければらならず、それこそ、目標設定すらどうしていいかわからなくてPDCAサイクルも太刀打ちできないような事例があるのは間違いがないので、そういう例外はあると知った上で、読んでいただきたいです。そういう場合は、情報収集こそが全てと言っても過言ではないくらいに、情報収集をすることになると思います。

さて、それを踏まえた上でも、最も削るのが情報収集というのは、おかしいと思いませんか。

情報がきちんと十分にできていなければ、介入なんて出来ようはずもないではないですか。

それなのに、情報収集の時間を短縮しろなんて、頭がおかしいと思いませんか?

思いませんか。思わない方は、きっと臨床派作業療法士だと思います。

そう、実際の臨床においては、介入しながら評価して、情報収集をするなんて身体障害領域ではザラですし、人手不足の現実を目の前にした時に老年期のデイケアやら入所施設やら病棟などでは、しっかりと個人個人に関わって丁寧に情報収集評価なんてしないのです。というか、できないと思います。

ひょっとして、どっかに入社してから初めて、その現実を知った人もいるのではないかと思います。ですから、臨床をよく知ってる作業療法士は、なんとか情報収集の時間を圧縮して介入の時間を作るのです。

では、PDCAサイクルがこの場合も無力かというと、実はそんなことはありません。

そう、PDCAサイクルはとりあえずやってみるという実践を、きちんとした正しい方向性、より良い方向性に持っていくためのフレームワークでした。

確かに、臨床経験浅いうちは、評価とその前段階の情報収集に時間をかけるべきでしょう。しかし、ちゃんとPDCAサイクルを意識して業務をこなしていけば、時間の端折り方が見えてきます。

少ない時間で、対象者の方の状態を把握し、どのような働きかけを行うと効果がありそうかということが、だんだんと見えてくるのです。そして、実際にその働きかけで効果があれば、あるいはなければ今はどのような状態なのか、より良くなるためにはどのようなものこと仕組みが必要なのかということがわかるようになります。

その他の業務

そのほか、精神科や老年期であればレクリエーション、行事の企画などプロジェクト系の課題に立ち向かわなければならないことも多々あると思われますが、きちんとプロジェクトとして扱うことは前提になりますけれど、プロジェクトとしてやることっていうのは、手順が決まってるのでPDCA回しやすいですから、業務改善しやすいですね。

新人作業療法士向け応用方

そのほか、テクニックとしては侵襲性の低い関わり、例えば自己紹介などの関わりを行い心理的な関係構築を行うと同時に、その際に事前にカルテや相談員などのスタッフから、事前に収集しておいた情報に優先順位をつけて、目標設定に役立てたりなどして、目標設定を早期に行い、その目標から逆算して必要な評価項目を設定するというトップダウン方式が有効です。

ですので、それをいかに効率よく行うかということにポイントを置いてPDCAサイクルを回すのも、最初の方はありなんじゃないかと思います。

そうしてできた時間が、新しいことを勉強したり、自分がやったことをきちんと振り返る時間に使われるのであれば、その成長が対象者の方にとって良いことですので、まずはその辺しっかりと狙って業務的な成長を狙ってみるのも良いかと思います。

最も、その業務改善が、自己目的化して、本来必要な作業療法の対象者の方への関わりが乏しくなってしまうことの無いように気をつける必要はあると思います。

応用方法無限大

このPDCAサイクルは大層な感じがしますけれども、

コンセプトは単純明快

つまり

きちんと一歩ずつ前に向かって進みましょう

ということです。

困難な事例においても、知っておくことでなんらかの新しい解決を見いだすことができるかもしれませんし、逆に簡単な日常の業務もさらによりよくすることができるかもしれません。

なんとなく、ダラダラと仕事をしてしまいがちな職場やら人にはもってこいのフレームワークだと思います。本当に。

人類に普遍的な考え方なので、他の職種とも共有がしやすいのも利点です。

ぜひ、明日から使ってみてください。

まとめ

PDCAサイクルは、よりよさを追求するためのフレームワーク

成長のための強力なツールなので、作業療法士は使いこなしたい。

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目の前の作業療法対象者の方のために「きちんと頑張る」のに必要な動き方

仕事始めだった新入社員の皆さんお疲れ様でした。

また、新入社員を迎える側の作業療法士の皆さんもお疲れ様でした。

いろいろあると思いますが、それぞれ頑張ってください。

で、どう頑張ったらいいんでしょうね?

新人の皆様が明後日の努力をしてしんどい思いをすることでやめるのは、やっぱり困るので、5年OTとしていろんな場所で臨床さしてもらっての経験も踏まえての頑張り方を書いてみるので参考にして頂ければ。

ちなみに、時間のある時にでも、10000字オーバーの昨日の記事もよかったら読んでやっていただければ合わせてわかり良いかも。

【新卒の方】本当に必要なことは、まだ実現されていない【新しい環境で働く方】

なんのために頑張るの?

作業療法士として仕事を始めたばかりの時は、色々と覚えることがあって大変だと思いますが、最短で成長するためには一つ大事なマインドがあります。

なんのために頑張るかということです。

「給料のため」というのも仕事を継続するという意味では悪くは無いんですが、多くの人はお金のために頑張るとその日その日を終わらせることに頭を使うようになってしまうので、なかなか成長に繋がらないのです。

だから、成長したければお金以外の動機付けの元で頑張るのが良いです。

例えばですが、私が頑張るのはなんのためかと言いますと、もちろん対象者の方のためです。

より具体的には、自分の目の前に対象者の方がいて、その方が最大限に良い方向に変化できるようなお手伝いができるように頑張るということです。

最終的に、変化を決定づけるのは作業療法の対象者の方の意思決定によるものであって、作業療法士にできるのは所詮その後押し程度でしかありません。

しかし、その後押しを適切なタイミングで、適切な量だけ行うのが作業療法士としての腕の見せ所だと思っています。

適切な質・量での支援ができるように、日々の仕事やら研修会を頑張っているというのが、私の頑張り方の方向性です。

とまあ、こんな感じで、なんでもいいので、お金以外の動機付けで頑張れるようになりましょう。そうすると成長しやすいです。

先ほども述べましたが、お金を動機付けにすると、成長をポイントにして考えると、よろしく無いです。というのも、往往にして作業療法士は責任と仕事量のわりにお給料に恵まれない状況も多々ありますので、そういう現実を突きつけられる前に、きちんと自分が頑張れる拠り所のようなもの、すなわち方向性を設定するのがよかろうと個人的には思います。

そうすれば、お金の方があとでついてくるのではないでしょうか。一緒に責任もついて来ますが、それはまあ、別のお話ということでご容赦ください。

頑張るってでもどうすれば

で、個人的な意見ですけれども、

「頑張れ!」

という応援ですけど、

具体性に欠けるんですよね。

相手がすでに動き始めていて、出発もゴールも明確で、そこに至るまでの方法論も明らかであとは量的になんとかすればいい時に使う「頑張れ」はありでしょう。

しかし、「良い作業療法士になれるよう頑張ってください」というのはナンセンスです。そう思いませんか?

昔の日本人にはそれで良かったのだと思いますが、現代っ子にその手の投げかけは全く意味をなさない。そういうことが多いです。なぜなら、具体化できないからです。そういうプロセスを経ないままに大人になる人が、割合的に増えて来ているのは、これはもう世の中の構造的に仕方がないと思います。

新人を受け入れる側が、変わる必要のあるところだと思ってます。

要するに、頑張れというなら、より具体的に頑張り方を提示する必要があるのだろうと思います。その理由はここには書きませんが、社会的な背景とか諸々考えるとどうしてもそうせざるを得ないし、そうするべきと確信しています。

さて、ようやく本題ですが、作業療法士として頑張るというのはどうしたらいいでしょうか。

もちろん、成長する方向で頑張っていただきたいと思うのですが、どう成長したらばいいのでしょうか?

 

その成長のために起こすべき具体的なアクションはなんでしょうか。

これを読んでるみなさんはきっとそれを知りたいと思うはずです。

割と教えてくれる先輩とそうで無い人に分かれるのですが、自分は教える派です。さっさと成長してもらった方が、対象者の方の生活の質が向上する可能性が高まるからです。

自分が苦労したからと言って、後輩にも苦労させるやり方は、先ほどもちょと触れましたが、もはや時代にあいません。時代遅れです。時代が変わろうとも人間は変わらないという考え方もありますが、環境が変われば人間の行動は変わります。もちろん思考も影響を受けます。

インスタントに身につけたからと言って、必ずしも使いこなせない訳では無いと思っているので、ズバリ書いてしまいます。

「質問力」を高めよう

何を頑張ったらいいのかわからない、新人の作業療法士が頑張るべきは、

「質問力」を身につけること、磨くこと。

です。

質問力、要するに、人に何かを尋ねる能力ですね。

やりたいことも特になくて、何を頑張ったらいいのかに迷っているとしたら、まずこれを頑張って身につけてほしいと思います。

質問力を構成するのは以下のような能力です。

1)疑問を感じ

2)それを言語化し

3)投げかける

これらは、作業療法士としての成長に広がりはもちろん深みをもたらします。

疑問を感じる

好奇心という表現が正しいかどうかはわかりませんが、着目しようとする、注意を向けようとする認知機能を高めると、いいことがいろいろあります。

対象者の方自身が気がついていないようなことに気が付いたり、治療的なとっかかり、きっかけを見つける能力の向上に直結します。

自分自身の興味対象を知っておくことや、観察能力などを伸ばしたり、知識の量を増やしたりすることで、感じることのできる疑問の数は増えます。

これって、要するに質問をたくさんすればするほど、感じる疑問の数も質も深まるということですから、この好循環を生み出すためにもまずは質問いろいろしようとすることが大事だとピンと来たあなたは、実にセンスありますね。

言語化する

なんとなく感じたものを、きちんと言葉にして表現するだけでなく、論理的に整理する能力まで含めての言語化ですね。

要するに、時間をかけて読んだり、聞いたりすれば世の中の人間誰もが、その意味を理解できるようなレベルでの言語化ができるかどうか、という能力です。

自分の違和感を言葉にして表現することで、自分の感覚を当たり前のものとすることなく、客観視することができます。

また、他の事象と結びつけて、比較したりすることが容易になります。

記憶したり、思い出したりする能力にも関連します。記録をとる能力にもつながります。そもそも、評価レポート作ったりとか、ケーススタディしたりとかする時のスピードに最も関わるのはこの辺かもしれません。

いかに直感的感性を論理的思考レベルに落とし込むか、そういう能力としての言語化は、自分自身を含む様々な時間の、様々な人と思考を共有するために欠かすことのできない能力であると言えるでしょう。

投げかける

尋ねる対象となるのは、

主に2つのグループに分けられると考えます。

つまり、

・同僚や先輩、他職種

・作業療法対象者(患者、施設利用者、その家族)

でしょう。

後者は臨床能力に直結しますし、前者は広い意味での仕事のしやすさに直結します。

身につける必要がある能力としては、適正な距離感と言葉遣い含めた言動、相手への配慮などが必要ですし、相手に合わせた言語的な表現ができるかどうかに現れることでしょう。

コラム 対象者ファースト

都民ファーストをもじって、対象者ファーストと言ったら意味は伝わりますでしょうか。

先ほどの質問力と聞いて、職場の先輩を思い浮かべた人は、対象者の人を「無意識に」ないがしろににしないように気をつけてください。配慮をしているつもりでも「無意識に」その配慮が途切れるかもしれません。

そんなつもりがないのに、そんなつもりで相手が受け取ってしまって、関係性にヒビが入ることがあるのが作業療法士の仕事であり、その関係性が作業療法の場面に大きく影響するのが作業療法士の仕事です。

情けは人のためならず、と言いますが、「対象者ファーストは対象者のためならず」と言ったら変ですかね。変ですね。兎にも角にも、対象者の方のことを一番に考えてたら副作用的に自分にちゃんと結果として帰って来ますので、対象者ファーストで頑張ってください。なんらかの結果になって帰ってくるはずです。

個人的な例ですが、例えば、そういう姿勢である対象者の方の作業療法に臨んでいたらば、それを他の対象者の方が見ていてうんぬんかんぬんとかありました。

この辺は自分本位な臨床やってたら、いずれ行き詰まることになるんだろうなーというポイントだと思います。

なぜ質問力か

上記の内容を読んでいただければ、わかるように、ここで想定する成長とは、そう広がりのことですよね。

質問力が高ければ、いくらでも自分自身の世界を、効率よく広げていくことができます。同時に、リアルな人と人との繋がり、ネットワークを作成する上でも一役買います。相手に何かを尋ねるということは、その人との関係性を規定する意味性のあるやり取りの中でも重要なものの一つだからです。

インターネット全盛の時代だからこそ、身につけるべき大切な能力を効率よく習得できるのが質問をする力を身につけるということだと思っています。

 

この質問力を高める方向で、具体的にいろいろ頑張れば良いと思います。

これくらい具体的に書いとけば、何を頑張るべきか、あとは個々人で落とし込めるはずと確信しているので、この辺で筆を置くことにします。

いろいろ頑張るが具体的にイメージできなければ、「どう頑張ったらいいですか」と質問しましょう。それが具体的行動の第一歩であると確信します。

それを繰り返しているうちに、目の前の対象者の方のために何を頑張ったらいいのかが改めて自ずから見えてくると思います。

まとめ

頑張り方は書いたので

頑張るかどうかはあなた次第

頑張れ

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「人の話を上手に聞く」するべき3つのこと しない5つのこと

ラポール形成のため「聞く力」を鍛えるためのポイントです。

なるほどなあと思いましたので、共有する記事です。
こちらのサイトから転載させていただきました。

こういう系の記事はよくあるんですが、読むたびになるほどなあと思うのは、きっと何も成長していない証で(空笑)。

作業療法士に必要な「聞く力」

作業療法士の仕事は、主に「評価」「介入」の繰り返しによって行われます。

その両方に、「聞く力」は重要です。

なぜなら、「評価」は文字どおり、作業療法対象者の方から話を聞くことによって情報を聴取するというプロセスが重要であるからで、「介入」を実行しながらその妥当性や感触を確かめるには、対象者の主観の聴取が必要が不可欠だからです。

で、その「聞く力」は、先天的な要素のみで形作られているわけではないので、練習すれば身につけることができるということです。

さて、では、どんな風にすれば身につくのか、そして、きちんと話してもらうためにはどんなことをやってはいけないのか。

それを確認して、日々の作業療法の実践に活かしたいわけです。

聞くのがうまい人の3つの特徴

では、話を聞くのがうまい人はどんな人か。

以下のような特徴があるそうです。

人の話を聴くのが上手い人はどうやってるか

    1. 相手が話し中だと相槌しかうたない
    2. 相手が話さないときは相手にまた質問する
    3. 目を見て話すが目ではなく鼻を見てる(そのほうが疲れにくいから)

一つずつみていきましょう。

1相手が話し中だと相槌しか打たない

要するに、自分の言葉で、相手の話を遮らないということです。それと同時に、相手に自分が相手の話に注意を傾けているというメッセージを発信するために相槌は非常に有効な方法であるということですね。

相手の話がワンセンテンス終わるまで、余計なことを言わない、じっくり聞く姿勢をもつというのは、作業療法士として、高齢者の方に関わったり、精神疾患のある方と一緒になんらかの活動をしているときに強く感じるところです。

相手の話を遮ることなく、きちんと聞いていることによって、相手は、自分が尊重されているという体験をし、そこに信頼関係が生まれる可能性があります。

自尊感情が傷ついている方や、心理的な傷を負っている方には、作業療法士が支持的な存在であることを表明する非言語的な手法として非常に重要です。

2相手が話さない時には相手にまた質問する

的確な質問には、相手の発言を注意深く聞いて、自分と相手の関係性を踏まえた上で発言をすることが求められます。

相手の発言を注意深く聞くということは、一言も聞き漏らさないということではなく、相手が重要だと思っている内容と、そうでないと考えている内容を判別しながら話を聞くということです。

それによって、作業療法士は、相手の趣味や嗜好、重要視していることやりたいと考えていること、価値観などに少しずつ近くことができます。

踏み込んで良い適正な距離感を示しながら、ここでも相手に興味を持っていること、自分が支持的な存在であることを示唆しながら、相手を尊重した質問を行うことが非常に大切です。

3目をみて話すが、鼻をみる

これは作業療法士としての業務経験上、かなり有効です。

対象者の方の目を見つめるというのは、よほど関係性ができていない限り、治療的に応用するのはかなり難しいです。相手の目を見つめ続けることには、親愛の情や攻撃の意思など、方向性の全く異なる様々なメッセージが含まれるからです。

とはいえ、きちんと相手に注意を払っていることを、態度で示すことも重要なので、その間をとって、相手の鼻とか目の少し下をみることによって、視線の拍子をずらすことは、意識できるできないに関わらず、相手の無用な緊張を退ける意味でそれなりに効果があります。

なお、自分は関係性ができてきたら、普段は、横並びになって目線の先を共有するようにして、相手と見つめ合うような状況ができないようにしています。意識的に。

その方が、同じ目線で、話を聞けるような、そういう気がしているからです。

とはいえ、最初から横並びで話を聞くのもなれなれしいでしょうから、関係性の構築過程にはこのような方法も大切ではないかと思います。

話を聞く時に、しない5つのこと

逆に話を聞く時にこれはやってはいけないということも紹介されていたので見ていきましょう。

人の話を聴くのが上手くなるためにやってはいけないこと

    1. 相手が話してるのを遮(さえぎ)らない
    2. 相手が何を認めて欲しいのか考えない
    3. 姿勢をのけぞらない(基本姿勢は少しまえ)
    4. 基本、正面に座らない
    5. 押し付けない(僕はこう思うけどどう思う?みたいなのがいい)

1相手の話を遮らない

相手の話を遮ると、ひょっとすると相手が、もっと大切なことを話そうと思っていたとしたら、その機会を奪うことになります。

そういう機会を奪う相手に、世の中の人は何度も話してみようと思える人ばかりではありません。

作業療法士は、すべての人から、なるべくうまく話を聞く技術が必要です。

実際の臨床では時間の都合もあるでしょうから、相手の言うことを遮らなければならないこともあるかもしれません。その時には、相手の発言を自分なりに咀嚼して「〜と言うことですね」と確認する形で遮ると、相手は自分の発言を遮られてもそこまでマイナスの印象を抱くことはないかと思います。

同様の場面で、相槌の代わりに、おうむ返しなどを活用すると、相手が考えながら喋る間を確保する効果も期待できるので、結構有効と思います。

2相手が何を認めて欲しいのか考えない

相手が大切にしていることを見極めようとしないままに、表面的に返答をしていても、結局関係性は深まらないし、「ああこの人は話を聞いてくれないのだな」と期待されることもなくなります。

期待してもらえない作業療法士ができる仕事はたかが知れています。

相手が、大切にしているもの、ことは、尊重する頭を常に持って作業療法士として仕事をしていきたいものです。

3姿勢を仰け反らない

これはもう、態度が横柄に見えると言うことと、話をしている本人からすると話半分に聞かれているなと言う印象を与えるからです。

作業療法士としては、治療的なメリットは何も感じられないので、対象者の方の話を聞く時には絶対にやめましょう。ありえません。

4基本正面に座らない

面接法などで教科書にも載っている通りで、お互いに無用な緊張を強いることになります。

正面に座ることで、対人緊張が高い人は、話もできなくなりますし、自分が話したいことや話している内容に集中できなくなります。

治療過程がスムーズに進まなくなることは、対象者の方が同じ時間で享受できる治療の量に如実に影響しますので、いち作業療法士としては重要な視点だと思います。

5押し付けない

「〜した方がいいよ」

などと言われて、そうですね!

と言える素直な人は世の中の人間の1割以下です。

表面的な話ではなく、深層心理の話です。

人のアドバイスを素直に聞けるように人間はできていません。

ですから、相手に直接的に指示的内容や、命令などを出すことはその後の自律的な行動パターンの形成に悪影響を与えます。

短期的には効果がありそうですが、長期的には実は効果の低い方法論であると言うのが作業療法士をしていて感じる実感です。

ではどうするかというと、質問で代用するのです。

誤解を恐れずにいえば、質問によって自分の口で指示したい方向に誘導します。質問によって相手が「本当はこうした方がいいと思ってるんだけども」と感じている部分を刺激して、その答えを自分の口から発言させるのです。

その日1日では効果が感じられないかも知れませんが、週単位月単位では、雲泥の差が出てきます。嘘だと思ったら、やってみてください。あっさり差が出て驚くと思います。

ポイントまとめ

この記事に書いているのは、「どう振る舞ったら相手は話をしやすくなるかなあ」と言う、あくまで一般論です。

もちろん、作業療法含む接客業においては個人によって対応の仕方を変えなくちゃいけないというのは当たり前です。しかし、一般的にはこうするといいよっていうのがわかっていると、作業療法士という自由度の高い仕事においては、いくらか気持ち的に楽です。

自分の中に、ポイントとして意識できているだけでも、自分の聞き方が問題ないかというところがチェックできるので、自分の臨床態度にも自身が持てるようになるかと思います。

上記の中で、自分が有効だと思うテクニックとしては、相手の話をきちんと聞いているということが伝わるような質問に添えて、提案や、発言ができると強いなあとよく感じます。
それに加えて、話している本人が時系列に沿って、あーだーこーだと、少しまとまりなく話していることを、びしっと要点を押さえて、その話をまとめて「あなたはこう感じたんだね」と、混乱しかけた本人の弁をまとめてうまく理解できるような、手助けとなるような形で共感が取れると間違いないです。

だって自分だってそういう人に話を聞いて欲しいですもの。

「ああ、この人は自分の話を聞いてくれて、わかってくれて、しかも共感の態度まで示してくれるんだ!」
という気になれば、やっぱり、自分はその人に対して悪い感情を抱くことはまずないと思うし、むしろ間違いなくその人とより親しくなりたいと思う、それが人間というものでしょう。

作業療法士としてはその辺をうまく、対象者の方の治療効果が最大化できるように使いこなしていきたいものです。

臨床では、作業療法士の共感的態度はとても大事

あとは、上にも書いてあるように、相手を否定しないというのも難しいけれど、非常に重要だなぁと思います。
相手がいうことが間違っている場合にも、それを否定しないでまず、いったん自分が引き受けるというか、相手が言っていることをそのまま繰り返したりして、相手が自分の言っていることを客観的にとらえることができるようなそういった手助けができることが、とても大切だとおもいます。

まずは味方であるということを認識してもらわないと、効果的な作業療法は始めようがありませんからね。

相手を否定しない態度は、作業療法士が味方であることを示し得る

終わりに

インテーク面接や、あるいは、作業の最中などに、会話を円滑に行うための「聞く力」という技術は必須だと思います。

最終的に、特に意識しなくても、あらゆる人とスムーズに会話ができるようになったらいいですね。

まとめ

作業療法士の「聞く力」は臨床力に直結する

ポイントを抑えれば「聞く力」は向上する

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