今月のOTジャーナルが面白い。既存の枠にとらわれないという意味で。

子供達は夏休みですが、大人に夏休みはありません。

でも大人に宿題はありませんが、読書感想文を書いてみました。

最初にお断り。

地域が全てだとは全く思っていません。何事においてもバランスが大切です。それはわかった上で、偏ったことを書いてると自覚して書いてます。すみません。

今月のOTジャーナルについて。

現在の作業療法士を取り巻く環境として、とにかく、ひとつの問題があるとかんじています。

それは、生活行為向上マネジメントの概念が、国家レベルで注目されている現状で、キチンと結果に繋がる動きを加速できていないところです。

これは相当やばい問題で、場合によっては「作業療法士イラネ」という未来もありえます。

この問題の中心、つまりは地域中心の作業療法が拡散拡大しない原因は、まず間違いなく、地域という領域で結果を出すためにはベンチャー精神を持った作業療法士や地域における遂行能力が不足している病院漬けの作業療法士が多いことにあると思います。(作業療法士という資格は国家資格であり、一部では、安定を求めて資格を取得する向きもあるとのことです。)

あるいは、病院で作業療法士の数が不足しているために地域にまで人材が回っていかないということもあるのかもしれません。

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さて、今月のOTジャーナルでは、病院外での作業療法士としてのアイデンティティーの示し方のひとつの集大成とでもいうべき特集が組まれており、非常に楽しく読ませていただきました。

同時にある種の厳しいメッセージ性もそこにあるようにかんじました。

それは、「他人の居場所を作りたいという志は、自分で自分の居場所をつくれないと難しい」という至極当たり前なこと。

つまり、資本主義社会な世の中においては、きちんと企業体として体をなすような経営などの仕組みづくりが必要不可欠であるということです。

これからの時代は、個人契約の時代に移行するのではないかという予感も与えられました。

今後、少子高齢化が高度に進行した場合には、現行の医療・介護保険の枠組みの外側でも実現可能な仕組みで作られた企業体のみが生き残るからです。

また、キチンと対個人で契約できることが、サービスを受ける側も提供する側にも双方にとってよいメリットがあるとおもいます。

責任の所在がはっきりするし、顧客が明確になるし、結果としてだれのためにどのように動かなければならないかということが自明だからです。

(現状そうではないところがおおいのではないかとおもうので。)

まあ、なんやかんや含めて、経営と経理の勉強は今後、作業療法士としてちょっとでもかじっておくと選択肢が広がってよいのではないかと思いました。

同時に、家族や同僚など守るべき人が多ければ多いほど、なかなか攻めの動きに転じることは難しいのではないかという実感あらためて湧き上がりました。

以上です。

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MTDLP(生活行為向上マネジメント)の知名度と重要性の認識について

厚生労働省の新しい算定はまだ勧告されていないみたいですね。

ですが、いろいろな団体がMTDLPの研修を開いているようです。

ひろえもんの周囲の作業療法士には、まだMTDLPを使いこなしている作業療法士は少ないです。

これから日本作業療法士協会の方向性として、MTDLPを普及せしめて、作業療法士の質を向上させると同時に社会がより安定して作業療法士の仕事の成果を享受できるようにするということに狙いがあると推定しております。

また、生活行為向上マネジメントのコンセプトとして

①より効果的かつ経済的で、生活の質の高いリハビリテーションの提供

②作業療法士の仕事の内容を普遍化し、再現性を高め応用しやすくする

の2つがあるとおもいます。

本来であれば、作業療法士一人ひとりが、このような枠組みにたよらなくても、自己の取り組みを説明できたり、自然と作業療法が社会のいろいろな場で行われているのが望ましいと思うのですが、どうしてもそうなっていかないところがあります。

そンな現状をなんとかするための枠組みだと個人的には思っています。

ということで、なにはともあれ、作業療法士自身がなぜ今MTDLPなのかという重要性と生活行為向上マネジメントそのもの知名度を向上させることが、作業療法士が社会に貢献する上で大切なんじゃないでしょうか。

また、厚生労働省や日本作業療法士協会の今後の動向にも注目です。

参考

“作業”の捉え方と評価・支援技術

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今まさに、作業療法士はじめとしたリハ職の質の向上が「国」から求められている

はじめに

ご存知の方も多いと思いますが、現在、

「高齢者の地域におけるリハビリテーション の新たな在り方検討会 」

という、リハビリテーション移行についての検討会議が厚生労働省で行われています。

 

これは、高齢社会となった日本でより効果的なリハビリテーションを実施していくために、従来型の病院中心のリハビリテーションから地域中心のリハビリテーションへの移行を行っていくことを目的とした検討会です。

作業療法と関連の深い、「生活行為向上リハビリテーション」に関する議論も、この中で行われています。

さて、直近4回目の会議がこの11月の初旬にあったのですが、その資料として配られた第三回の会議での意見で、気になった物があったので紹介します。

リハ職の課題

気になったのは、【人材育成】の項目の以下の内容です。

これと

現在のPT、OT、STの状況は、大体平均年齢が32歳ぐらいのスタッフで、セラピストの質の向 上をどうやって図るのかということが抜けている。指導者を置くこと等の何らかの条件をつけ るとか、あるいは指導者を育てるということがないと、機能的にはできたとしても質は向上し ない。あるいはチームとしてどのように質を高めていくのかを考える必要がある。

これです。

ケアマネジャーだけではなく、医師やPT、OT、STも教育の問題としてマネジメントに関する 教育をほとんど受けていない。この点はとても大事なところなので、教育のプロセスの見直し、 あるいはマネジメント教育の支援が大切である。

問題の根本

指摘の根本は、リハ業界の構造的な問題にあると思います。

原因の一つは、養成校がだんだんと増えて来たこと。

リハに対する需要はある訳で、たしかに養成校は増えました。

それによって、単純なマンパワーは増加したものの、こんどは指導できるベテラン層が不足気味になっていること、作業療法・理学療法・言語療法などのリハビリテーションのノウハウが、中途半端な形で継承されていることが問題視されているのだとおもいます。

コレに関しては、現場の後輩指導力の底上げを図っていく以外に明快な解決法はなさそうです。

もう一つの原因は、必要とされている働き方やあり方が変化してきているということです。

これまでであれば、作業療法士は医師からのオーダー(処方箋)に基づいて、作業療法室にやってきた患者様や、病棟の患者様に作業療法を行うことをもとめられるだけでした。

しかし、今後は、他職種との連携が必須となる働き方、すなわちチーム医療の実践が要求されるようになってきています。

その実践のための手法や技能として、チームをマネジメントすることが重用とされるようになってきています。

おわりに

マネジメント技能に関しては、先進的に取り組んできた職場以外では、これまでさほど重要視されてこなかった要素でもあり、多くの作業療法士にとっては「なにをどのようにしたらよいかわからない」というのが本音な部分だと思います。

上記の指摘にもあるように、それは他職種も同様なので、とにもかくにも、一刻も早くマネジメント技能を感覚のレベルで実践できる程度に身につけていく必要があると感じてます。

そのためには、色々模索すると同時に書籍などから情報を取り入れることが有効だと思います。

案外ビジネス書などの内容も参考になるので、また別の機会に紹介したいとおもいます。

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生活行為向上リハビリテーションから生活行為改善リハビリテーションへ変わったことへの雑感

生活行為っていうのは、作業療法の世界で「作業」と呼ばれてきたことです。

つまり、人が生活を送る上で行う様々な行為、行動、その結果となる参加などなどを幅広く柔軟に含んだ概念です。

現在、日本作業療法士協会が主体となってさまざまな研修会が開催されているところでもあります。

なんで作業という言葉を使わなかったかというところなんですが、漏れ聞いたはなしでは、他職種連携を深める上で作業という呼び方をやめてほしいんですが…という国の要望にてそういう名称への変更が図られたそうです。

 

ひろえもん的には、世間一般が思う作業とかなり乖離があるので、まあしかたないかなとおもいます。

同時に作業療法というものについて、また作業について十分に作業療法士が発信して来れなかったということを端的に表してる状況だなと言うふうにもおもいます。

さて、厚生労働省が、身体機能面重視だったこれまでのリハビリのながれから大きく舵を変更して、今後は活動や参加に焦点をあてたリハビリテーション施策を進めようとしています。

それが、「生活行為向上リハビリテーション」だったのですが、どうやら「生活行為改善リハビリテーション」へと名称の変更がなされたようです。

内容としては、日本作業療法士協会が押し進めてきた「生活行為向上マネジメント」の流れをそのまま汲んだものであることに代わりはなさそうですが、これまたどこかしらから物言いが入ったようです。

たしかに、向上よりも改善のほうがイメージしやすいとおもいますが、いち作業療法士としては少し複雑な気持ちになりました。

なんだかこれまでの医療モデル的な考えが、背景にあるような感じがしたからです。

「よくならないとだめなの?」っていう、根源的な問いがそこにあるような。

しかしながら、そんなこんなはとりあえずおいておいて、今後世の中の「リハビリテーション」の主流となっていくであろう生活行為改善リハビリテーションについては、しっかりとフォローをしていきたいとおもっています。

いずれ「生活行為改善リハビリテーション」専門ページなんかもつくっていきたいとおもってますので、よろしくお願いします。

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これからの作業療法士に求められること

作業療法が蓄積してきた考え方を国が福祉や医療の現場を解決する方針として採用しました。
作業療法の考え方はこれからより一般的かつ、スタンダードなものになっていくことでしょう。
それは、作業療法士がコモディティ化するリスクと同時に、チームを牽引するお墨付きというメリットを得たことになります。
つまり、作業療法士としての実力やキャリアを積み重ねてきた人は、活躍の場を広げ、なんちゃって作業療法をしてるOTRは、職を失うことを意味します。
これからの作業療法士に求められることとしては、
自分自身の作業療法の実力を高めること

自分の実践を他者と共有するチームマネジメントの能力
が、求められるように思います。
現在の養成校では育成されにくいところがモロに影響するのは何とも残酷ですが、世の中の流れとあきらめて、自助努力するか、卒後教育を頑張るか。
これが出来ないと厳しいなあと思います。
とりあえず、作業療法とはなにか、生活行為とは何かを語れることが、作業療法士としてやってく上で、とても必要な能力になるんだろうなと思います。

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「知らない」は死活問題。生活行為向上マネジメントを勉強してきました。

はじめに

生活行為向上マネジメント(MTDLP)は日本作業療法士協会肝いりの「作業療法の30センチ物差し」。

ですが、他職種も十分運用可能な代物。

はたしてその実体は。

先日研修会に参加してきて、ちょっぴり聞きかじった裏話のエッセンスもふまえ、問題ない範囲で共有したいと思います。

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生活行為向上マネジメントについて改めて

作業療法士がこんなことをしていますということを世の中に説明する為のツールです。

まえにこんな記事も書いたのでよかったらよんでみて下さい。

今日からはじめる生活行為向上マネジメント。意外と難しくない?存外面白いかも? ー 作業療法(OT)まとめブログ

MTDLPに対する、ざっくりとしたひろえもんの印象とかがかいてあります。

正直はんぶん「MTDLPどーでもいい」とおもっていました。恥ずかしながら。

が、研修を終えて大きく受け止め方が変わりました。

MTDLPは作業療法士の業務を表現する重要なツール

「作業療法士ってなにしてるの?」

という疑問は、他職種のみならず、日本の一般的な人々の自然な感想です。

ひろえもん自身、そうした意見があることを強く感じ「作業療法.net」を立ち上げました。

そして、日本作業療法士協会はその答えとしてMTDLPを作ったのだと思います。

つまり、MTDLPは、作業療法になじみの薄い一般の方々に対して「作業療法というものはこういう物ですよ」という説明をするための有力なツールという側面があります。

そして、作業療法士がMTDLPを知ることには、自身が作業療法の実践についての理解をふかめ、それを他者に伝える技能を高める事に直結すると感じました。

結論:作業療法士はMTDLPを知っておいた方が良い

使うも、使わないも自由です。

MTDLPは、結局フレームワークであり、ツールでしかないので、事例の全てに適応できるものではありますが、得意な事例と不得意な事例があります。

たとえば、自分の意志を言語化して伝えることが困難な、小児の事例などではCOPMと同様に運用にそれなりの困難が伴います。

ですが、とにかく知っておくことが必要です。

とくに、その枠組みについて説明が出来る程度に熟練しておくことが求められるようになります。

ぶっちゃけ、これはもう日本という国の大枠まで巻き込んでの、日本のOTの既定路線です。

個人的に「淘汰」という言葉は大嫌いです。

が、MTDLP知らないと日本でOTやっていけない世の中はもうすぐそこまできております。

先日たまたま日本のOTのリーダー伺った、臨床の世界だけでは見えてこない「裏事情」。

そこから、導きだされる結論から言えば、間違いなくそうなるはずです。

とにかく勉強しましょう。

MTDLPを学ぶには

研修会に参加するのが手っ取り早いです。

自分だけで勉強するよりも、いろいろな意見のやり取りを行う中で多角的に運用する方がMTDLPの効果をより強力に発揮できると感じました。

事業として各県士会レベルでの研修会はこれからどんどん開催されていくはずです。

時期を逃さずに参加しましょう。

資料はこちらからだれでも見られます。

生活行為向上マネジメントシート類 ー 一般社団法人 日本作業療法士協会

無料です。

MTDLPの課題

重複している項目が多く、運用上の不合理性を早急に解決することが必要と感じました。

ITを導入することも視野に、スピーディーに運用できるようにする事が必要と感じました。

また、適切な運用ができるようになるためには、なんどもMTDLPの枠組みを使って自分の物にする必要があります。

そのためには、トップダウン的な勉強会だけでなく、草の根的な勉強会が開催されるレベルまで周知されるようになる必要があると思います。

まだまだアップデートの最中ですが、それは実用性がどんどん高まっていることを意味しているとおもいます。今後も継続してフォローを行っていくことが大切かなとおもいます。

おわりに

MTDLPが巧く使える作業療法士が増えることは、日本の作業療法士のレベルを一定レベルで担保することにも繋がります。

対象者視点では「どーでもいい」政治的な課題を一番波風無く解決する上でも、非常に強力なツールです。保険制度の改正に向けてのエビデンスの提出を行うことができるようになります。

とにかく、まずは「知る」ことかなとおもいます。

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今日からはじめる生活行為向上マネジメント。意外と難しくない?存外面白いかも?

はじめに

ちょっと勉強する機会がありましたので、ファーストインプレッションがぼやけないうちに、記事にしてみます。

みんなで共有できたらいいなあなんておもったものですから。

生活行為向上マネジメントとは

まず、生活行為向上マネジメントとは何かからでしょうか。

作業療法士の自分も聞き慣れない言葉ですが。

もっとざっくり言うと、「誰でも作業療法が出来るようにする為のツール」と言ったところでしょうか?

そもそも、何処で切れるのかもわかりにくいですが。

「生活行為」「向上」「マネジメント」です。

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(画像:広島県士会HPよりパク...拝借)

生活行為は、作業療法士が使う「作業」って意味とほぼ同義みたいです。

そして、向上はより良くなるとか、賦活するとかそんな意味。

で、マネジメントはマネジメントです。把握と調節、コントロールと言った言葉で都度置き換えられるあのマネジメントです。

そして、生活行為向上マネジメントとは、その人を構成する日常生活をより賦活できるように、作業療法士だけでなくソレをツールとして使うだれもが、対象者を作業療法的な考え方の元でコンサルできるためのフレームワークです。

(うん、なんてわかりやすい説明だろう。)

率直に、作業療法士以外の人に伝えられるようになるには、自分には時間が必要そうだと感じました。

生活行為向上マネジメントの構成要素

まだまだ整理の途中かも(な印象)ですが、規定のプロセスはこんな感じ

  1. 聞き取り
  2. 状況分析
  3. 自己評価
  4. 実施計画の作成
  5. プログラムの実施
  6. 途中点検
  7. 結果評価
  8. 今後に向けて

この辺りは、ある程度具体的よね。

こうして見ると、いっつもやってるプロセスと何ら矛盾しないし、むしろ普段臨床で行っていることを説明してくれるありがたい枠組みかもしれません。

別名

MTDLP(Management Tool for Daily Life Performance)らしいです。

はつおんでけへん。

マトダルプ?

母音がいっこもないのが苦しいですね。

もういっそ、愛称募集してはどうでしょう。

ついでに、ゆるキャラ化と擬人化もしてしまったらいいんじゃあなかろうか。

そしたら、バズる気がする。(無理か)

「生活行為」ってわかります?

「わかんないわー」

率直な第一印象はこれでした。

すこし違うかもしれませんが、そもそも、生活行為向上マネジメントと聞いて最初に思い浮かべたのは

「生活」「行為」「向上」「マネジメント」

で切れてるイメージだったんですよね。

生活行為って言葉になじみが無いので、一般の人にわかりやすいかというとあんまりそーいう感じもしないなあという風に思います。

「ライフワークマネジメント」位にしとけば、自分的にちょっと柔らかい感じがするんですが。でも、軽すぎですね。これじゃ、厚労省に提出できないですね。ごめんなさい。

話をもどしますと、このたびMTDLPで定義して言うところの「生活行為」の概念の理解、普及が一つのポイントになりそうな気がします。

生活行為とは

「人が生きていく上で営まれる365日24時間連続する生活全般の行為」

(作業療法用語集 23年改訂版)

ざっくりいうと

「やることなすこと」全部ってね。

そしてそのコンセプトは、

「人が当たり前のように行っていることを知覚、言語化、整理、理解、把握、操作、活用、etc… して、人生の充実に役立てましょう」

ってところにあるようなきがしております。

作業療法士はそのお手伝いをするわけですね。

しかし、用語を乱立させてるだけな気がする。

作業がだめなら、いっそ、オキュペイションでええやないかという気もしなくもない。

マネジメントとは

世の中では一般化しすぎて、色々な意味で用いられているこのマネジメントという言葉。

このたびMTDLPで用いられている意味合いは、いわゆる「プロジェクトマネジメント」の思想に最も近いような気がしております。

プロジェクトマネジメントに関してはwikipediaから引用してみます。

プロジェクトマネジメントプロジェクト管理英語Project Management)とはプロジェクトを成功裏に完了させることを目指して行われる活動のことである。これにはプロジェクトを構成する各活動の計画立案、日程表の作成、および進捗管理が含まれる。

システム開発を成功させるためには、プロジェクトを適切に管理することが求められる。

(中略)

プロジェクトの特徴
プロジェクト活動には以下の特徴がある
  1. 明確に定義された目標
  2. 必ず開始時点と終了時点がある
  3. 永続的でない一時的な組織が担当する
  4. 1人のリーダ(プロジェクトマネージャ)と複数のメンバーから構成される
  5. 目的達成のための予算が与えられる
  6. いくつかの工程から成り立つ
  7. ライフサイクルの各段階で必要資源が変化する
  8. 予期できない事態が発生することがある
  9. 後工程ほど変更・修正の困難度が増す
プロジェクトマネジメント活動が成功する条件
  1. 期限内に
  2. 予算金額内で
  3. 期待レベルの技術成果の元
  4. 割り当て資源を有効活用して
  5. 顧客が満足する状態で完了する

お分かりかと思われますが、MTDLPがそれを扱う人間に要求する業務遂行能力のハードルは相当高そうです。

個人的にマネジメントという言葉は、かなり強い言葉だと思います。

また、社会的信用、組織内での信頼関係の構築、対対象者とのラポール形成能力など、人間的にもかなり成熟している必要がありそうです。

うん。刺激的。

まとめ

勉強して損はないとおもいます。

支援の対象となる人の人生に対して、包括的な支援が行いたいと思う人にとっては、かなり使えるツールとおもいます。

現状、「ああだよ」「こうだね」ってのも、まだまだこれからとおもいますし、MTDLPができたてのうちに、あれこれやってみる楽しみもありそうです。

おわりに

生活行為向上マネジメント、なんだかよくわからない面白い響き。

使いこなすには、職業人としても、人間としても飛躍的な成長が要求されそうだという風に感じました。

継続的に勉強会に参加したり、使ったりして、その成果を公表するなどして、自分のものにしていく努力も必要そうだ。

参考

作業療法マニュアル57 生活行為向上マネジメント 日本作業療法士協会 著

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「生活行為向上マネジメント」って何?よくわからないのでひろえもんなりに調べてみた

はじめに

最近、作業療法界隈で、

「生活行為向上マネジメント」

という言葉を最近よく耳にするのですが、正直「???」でした。

なんとなく、現在進行形の概念なんだなあということは、知っていたのですが、積極的に関わる事の無いまま現在まで来てしまいました。

が、とある本の著者に実際にお会いしまして、「これ(生活行為向上マネジメント)を積極的に活用しないなんて!!」という趣旨の発言を頂きました。

ひろえもん、個人的に何となくショックでした。

ので、勉強してみることにしました。

以下そのまとめです。

「生活行為向上マネジメント」とは

そもそも、このあたりから全くわかっていませんでした。

「生活行為向上マネジメント」という概念は、

『作業療法のプロセスを表すツール』

らしいです。

また、

「作業療法の標準的な形を一般の人に示すための物である。」

とのことです。

ようするに、作業療法士でないと今ひとつピンと来ない「作業療法」という概念について、世間一般に積極的に発信をしていくための手段であるようです。

概念図は以下の通りです。

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©︎日本作業療法士協会

制作の背景

生活行為向上マネジメントが、出来るまでには、「一般社団法人作業療法士協会(OT協会)」と国との間に、以下のようなやり取りがあったみたいです。

・OT協会、高齢化社会ふまえて、国に対して提言行う

・国から「OTの社会的認知度および影響力って正直大した事ないよね?」とストレートかつ容赦のない返答

・OT協会「んじゃ、社会的認知度あげるし有効性示すわ」

生活行為向上マネジメント作成

こんな感じらしいです。

「生活行為向上マネジメント」2010年に完成したのですが、

「急性期をはじめとする医療の現場や入所施設、介護職とOT連携ツールとしての活用の可能性を検討して」

完成させたとのことです。

あくまでわかりやすさ最優先な感じですので、齟齬ありまくりな点はご容赦いただきたいと思います。

具体的内容

「生活行為向上マネジメント」は、以下のような内容だそうです。

  • 対象人物にとって意味のある生活行為に焦点を当てた支援を行うことが至上命題
  • そのために「生活行為聞き取りシート」「生活行為アセスメント表」「生活行為向上プラン表」の3つのメインシートがある。
  • 家族にも焦点を当てており、双方の意見の調整やそのマネジメントを行うこととしている。

なんでも、「将来的には、シートをOT利用者が自ら記入し、OTのもとに相談に来」てもらえるような構想もあるのだとか。

まとめると、いままでOTRがやってきたオーソドックスな作業療法の形をツールとして形にしたというコンセプト通りの出来上がりになっているみたいです。

より詳しい情報について

「生活行為向上マネジメント」は現在進行中のプロジェクトであり、これについては調べたら調べただけ新しい情報が得られるような状況だとおもいます。

要するにきりがない感じがいたしました。

ので、今回はきっかけ程度の内容にさせていただきます。

申し訳ございません。

代わりといってはなんですが、今回参考にさせて頂いた内容についてご紹介させていただきます。

生活行為向上マネジメントの流れと各書式
http://www.jaot.or.jp/wp/wp-content/uploads/2011/04/h22rokenjigyo-report2.3.pdf

平成23年度老人保健健康増進等事業
<生活行為向上マネジメントの普及啓発と成果測定研究事業>
http://www.jaot.or.jp/members/h23kenkyujigyo-roken/

作業療法ジャーナル 2013 5月号
https://www.miwapubl.com/products/detail/1428

おわりに

要するに国や社会に対して、作業療法の認知度を如何に高めていくかというテーマに対する一つの答えが、「生活行為向上マネジメント」なのだとおもいました。

そういう意味で、このサイト「作業療法.net」のコンセプトと丸かぶりで、ひろえもんとしては、今後も応援していきたいなーと思うところです。

「作業療法」の認知度が高まると、それを必要とする人に作業療法というコンテンツをリーチする事が出来る可能性が格段に高まるはずなので、作業療法の認知度を高めるという試みは、誰かが何らかの形でやらないといけないんだとおもいます。

ひろえもんはひろえもんで出来る事を、ちまちまとでもやっていきたいです。

はい。

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