作業療法(OT)は定義するのが難しいので、色々な定義があることは以前紹介しました。
現在日本作業療法士協会が、作業療法の定義を改定するために動いています。
作業療法の定義は重要
作業療法を一番端的にわかってもらうには、作業療法の場面を実際に見てもらうのが一番手っ取り早いかもしれません。
しかし、誰もが作業療法の場面を実際に見ることができるというわけではありません。だから、作業療法について端的に伝えることができる、定義があることは非常に重要ということになります。
作業療法の定義改定がなぜ重要か
ひとえに、今の定義では、捉えきれていない日本の作業療法の実態があるからと思います。
また、作業療法の知名度が低い1つの原因としてその作業療法の定義や、作業療法の作業と言う言葉が分かりにくいと言うことが挙げられると思います。
今回の作業療法士協会の軽減はこのわかりにくさを軽減することにひと役買うのではないかと思っています。
さらに、対象者の方にとっての、臨床上のメリットも大きいです。対象者の方が作業療法とはどういうものかを知ることができていれば、スムーズに作業療法に移行することができるからです。
もし、私たちが作業療法士として仕事をする中で対象者の方が先に療法と言うものがどのようなものなのかわかっているかどうかというのは非常に重要な要素だと思うのです。ですから私たちは作業療法と言うものがどのようなものであるかということを的確に説明してくれる定義が必要になるというふうに思います。
「作業療法の定義」は意見募集中
現在策定している作業に関する意見を求めている段階と言うことなので皆さん是非作業療法士協会の新しいページを読んでそれに対する自分自身の意見を述べてみていただきたいと思います。
応募の方法
意見を策定するにあたってはMicrosoft社のワードのダウンロードが必要です。それをメールアドレスに添付して送信するそうです。
応募先
詳細はこちら
協会の「作業療法の定義」改定に関する意見募集(第五次草案) | 一般社団法人 日本作業療法士協会
http://www.jaot.or.jp/science/gakujutsu/teigi-iken-5.html
感想
年の瀬で、皆様お忙しいと思います。
しかし、作業療法の未来に関わる非常に重要な内容となっていますので、ぜひお時間作っていただいて作業療法の定義についての自分なりの意見を述べていただければ良いのではないかと思います。