統合失調症の病理的な一面が明らかに。新薬の開発に繋がる可能性。

統合失調症の機序は未だに明らかになっていません。

しかし、iPS細胞を用いた研究で、少しずつ解明されていることもあるようです。

統合失調症患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、脳の神経系統の細胞に変える実験を行ったところ、神経細胞の割合が健康な人より少なく、神経細胞を助ける細胞の一種「アストロサイト」の割合が多かったと、理化学研究所などの国際研究チームが12日までに発表した。

可能性として、統合失調症は神経ネットワークがうまく作れていないために各種の症状が引き起こされるということが示唆される結果と思います。

もしも、この病理的特徴が、統合失調症という病気の根幹に直結する内容であれば、この病気が薬で完全にコントロールできる日も来るかもしれません。

などと妄想しました。

今後の可能性に期待しつつ、日々の臨床をがんばりたいと思います。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です