作業療法.net

QOLの向上に焦点化したリハビリテーション

作業療法は、日常生活の困りごとにに問題解決を提供するリハビリテーションの一つです。

例えば、

「お風呂に入れない」

「長時間立っていることができなくて、調理ができない」

「気分が落ち込んで、人生を楽しむことができない」

に対して、具体的な「生活上の目標設定」を行い、対象者の生活の質(QOL)の向上に向けたコンサルティングと具体的取り組みの提案と、その援助を行う一連のリハビリテーションの過程を作業療法といいます。

そして、作業療法士は具体的な改善の成果を出すのが仕事です。

また、作業療法においては、心身の機能改善が難しい場合においても、どのような方法を用いれば問題解決ができたり、その人が望む人生に近づけることができるかということを、ご本人様と一緒に考えて、QOLを向上させることが仕事です。

たとえば、事故や病気をきっかけとして、利き手が使えなくなっても、文字を書くにはどうしたらいいか、ということを一緒に考えて実現したりもします。タブレット端末など最新の機器を提案することもありますし、音声入力などを用いるかもしれません。

作業療法は、機能改善はもちろんのこと、その機能改善が十分に得られないような場合でもそこを出発点として、実現したい生活のイメージに向けて、それをどのようにすれば実現することができるのかということを、対象者の方と一緒に取り組むリハビリテーションです。

作業療法では、作業療法対象者の積極的な意欲が不可欠

作業療法や作業療法士が十二分にその力を発揮するには、作業療法の対象となる方の主体性や具体的な改善目標のイメージ、ないし、達成したい生活上の課題に対する明確な意欲が欠かせません。

そのような方と、作業療法というリハビリテーションの手法はとても相性がよく、QOLを向上させることが可能です。

一方で、機能低下やできなくなったという事実に囚われてしまい、これから自分の人生をどのように生きていきたいかということが不明瞭になってしまう方も当然たくさんおられます。

そのような、なかなか前向きになれない方に対しても、作業療法士はあの手この手で意欲的になってもらうようなスキルももちろん持っています。自分で積極的に「こうしたい」という強い希望を持っておられる方のリハビリテーション、生活再建のスピードには到底及ばないのが現実ですが、それでも微力ながらにそうした方々の人生の質の再構築に向けたお手伝いを、作業療法士は行っています。

生活や自分自身の人生について、積極的になっていただくことが作業療法士の仕事の価値であり、その作業療法士が仕事ができるかどうかの一つの基準であるといえます。

作業療法.net 作業療法大活用マニュアル化計画

今後、作業療法.netを、インターネット上で無料で読める作業療法のリファレンスとしていきます。これは、とても画期的なことです。日本全体の作業療法の質の向上に寄与すると確信しています。本当に良いものであれば、無料で公開しても社会全体を動かす力を持ちうることはITの世界では当たり前のように、証明されてきました。作業療法の世界はその流れにとり残されてしまっています。これは、少子高齢化の世の中において労働力の確保が今後ますます難しくなっていく世の中においては、危機的な問題であることは間違いありません。

では、作業療法はもうだめかというと、むしろここから価値を発揮していくべきと強く考えています。

まず、作業療法には力があります。それは、作業療法士自身が作業療法の質を向上させ、対象者と自分自身が元気になると同時に対象者の方へ提供する価値を通して、社会を元気にする力です。

そんな作業療法を作業療法士自身が使いこなすと同時に、作業療法士を作業療法の対象者と社会がうまく使いこなせるようにしていくことが、少子高齢社会ではとても大切です。

作業療法士を含めた誰もが、作業療法の中核的な考え方をうまく人生にとこみ、価値を最大化できるようにするお手伝いをすることが第一目標です。

このことは、次のことにも大きく関連します。

そもそも、リハビリテーションの領域として発展してきた作業療法のエッセンスは、人間誰しもの生活をよりよくできる要素であふれています。具体的な手技はもちろんですが、現代社会が抱える生きづらさについては作業療法の哲学が多いに役立つと思われます。つまり、作業療法で大切なことは、ただ作業療法の対象者の方にとって良いものである、という点に止まらないことだと考えています。

最も大切なことは、作業療法の世界で積み重ねられてきた良い要素を、作業療法士と作業療法の対象者の方の範囲にとどめることではなく、社会全体が共有することができる機会を作ることです。作業療法の恩恵を、社会に所属する全ての人が受け取れ、共有できることが大切だということです。

以上の2点を実現するためには、作業療法.netのコンテンツを再構築して、作業療法に関するリファレンスとして公開するのがベストであるという結論に至りました。

そうした、生活改善、作業療法の中核的な要素、シンプルに奥義のようなものに集中して、マニュアル的なコンテンツを整備している最中です。

まずは、「作業療法士として働いているけれども、本当にこれでいいのかな?」や「わたしが受けてる作業療法ってこんなないようだけれど、本当にこれでいいの?」という、とても大切な疑問に答えるコンテンツからスタートしていきます。

そのようなコンテンツを積み重ねていくことが、QOLの向上に向けてうごける作業療法士や、作業療法を効果的に使うことができる対象者と地域社会を形作っていくことに役立つと考えています。そして、それが少子高齢化の時代に作業療法に関わるものとして絶対にやっておきたいことであります。

作業療法.netの設立以来の一貫したコンセプト

「 作業療法を もっと 身近に 」

「作業療法士って何?」「作業療法士ってどんな仕事?」

世の中のそんな疑問が、現代社会が直面する多種多様な問題に、作業療法や作業療法士を活用するきっかけになります。

作業療法.netは、作業療法や作業療法士と社会の結びつきをより強固なものにすることをミッションとしています。

作業療法.netは、作業療法を知らない方へはその存在と意義を、作業療法士をはじめすでに作業療法について知っている方へはより深くコミットできるような情報を発信することで、社会と作業療法の人材やノウハウのより良いマッチングに貢献します

また、作業療法士が職務上活用することが有意義であると感じた情報を当サイトや関連プロジェクトを通じて発信します。

最終目標は、社会の誰もが最小限作のコストで作業療法や作業療法士と繋がりを持つことができる仕組みを作ることです。

共感していただければ、応援よろしくお願い致します

更新情報

作業療法士の道具箱

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当サイトのモットーは、「作業療法を もっと 身近に」。

作業療法士が解決可能な問題の多くが、適切に作業療法士にマッチングされない現状を打破したいとの考えからこのサイトは運営されています。

考えを同じくする人たちからの応援を受けながら、基本管理人が自費で細々と運営しています。

URL : http://作業療法.net/

OTwiki project

見た目そのままからもわかるように、作業療法版wikipediaを志向して作られたサービスです。

作業療法.netでは網羅的に説明できないことがらは、こちらに網羅するという住み分けの目的で作成しました。

コンテンツの拡充が一人ではとても追いつかないし無理な現状があるので、もし協力いただける方がおられれば連絡いただきたいです。

URL : https://otwiki.org/

MasToDOT.com

作業療法版のマストドンです。

作業療法に関するディープな話題のやりとりをしていただきたいなあと考えて、サービスを運営しています。

もうすぐ、アマゾンの無料枠がなくなるので、それまでに一定数の人数が確保されないようであれば、このサービスは終了します。残念ですが。

URL : https://mastodot.com/