作業療法について、見れば誰でも1分で理解できます。
もっと詳しい情報については、以下をご参照ください。
作業療法のルーツ
作業療法 =「作業」+「療法」
「作業療法」は、読んで字の通り、「作業」を用いる「療法」です。
「作業」を用いて「治療」します。
「作業」について
作業療法では、「作業」を以下のように定義します。
「作業」とは
人間が行う、その人の人生にとってなんらかの意味が生じる生活上の行為
辞書的な「作業」は
一旦忘れて下さい。
その人にとって意味があれば、なんでも「作業」です。
逆に、どれだけ客観的に有意義であっても、本人にとって意味がなければそれは「作業」ではありません。
「療法」について
「療」する「方法」が「治療」です。
「療」という言葉は、「不健康な状態を脱する」という意味です。
広義には、「いやす」という「苦痛などをやわらげる」をも意味します。
「療法」とは
治すだけではなく、「癒す」ことも含む方法論
「作業療法」について
以上を踏まえて、「作業」を用いて「癒す方法」が「作業療法」です。
つまり「作業療法」とは、およそ人が行う全ての活動の中から、最も「療法」としての効果が見込めるものを「作業」として選別・選択し、また、それらが実際に行えるように適切かつ適度な支援を行うこと、と言い換えてよいでしょう。
以上、1分で理解できる作業療法の説明でした。
さらに詳しく
作業療法では、たとえ治らないものであっても、それらを踏まえて生活を再構築することを「作業」による「いやし」の効果などを用いて、可能にします。
ですから、終末期医療などの現場においても作業療法は用いられます。
治る治らないを超えて「その人らしさ」を支援するのが作業療法のあり方です。
そして、作業療法は、その人の生活の中の要素である生活上の行為を、治療の道具として使うので、治療終了後も、生活に活かされやすいという強みがあります。
このように、作業療法は、その人が自分の人生をどのように再構築・獲得していくかといういわゆる「リカバリー」、社会的復権などの意味合いまで含めた「リハビリテーション」の重要な手技・技法・技術の一つです。
まとめ
作業療法は
よりよく生きる に役立つ
リハビリテーションのやり方