作業療法における評価

作業療法では、評価という仕事が存在します。アセスメントとも言います。
作業療法では、いわゆる「リハビリ」で典型的にイメージされるような、『機能改善、技能改善などを目的として、患者様に何かをしてもらう活動』の部分を介入と呼び、その介入を適切に行うために評価を行います。
評価とは、まさにそのままの意味で、『患者様の状態についての医学的な情報や要望について、情報を集めること』です。様々な検査などがここに含まれます。
そして、その評価した内容を元にして、治療計画や目標を設定してから、実際の介入がスタートされます。
つまり、評価は、介入の土台であり、治療介入が適切に行えるかどうかは、評価にかかっているといえます。なぜなら、評価時の情報は作業療法士が患者様と一緒にリハビリテーションを行って行くための地図の役割を果たすからです。誤った地図を基にしていると、迷子になってしまいます。
一般にはあまりイメージをされにくい部分ではありますが、評価の世界は奥が深く、内容も多岐に渡ります。
作業療法士は、収集した情報を総合的な視点からみて、患者様への介入の方針を決定します。


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