つい最近、漫画『宇宙兄弟』で同じような場面を見たばかりであったが、漫画の世界の技術は、きちんと現実のものとして実現していた。
失う声ソフトで残せる 脳性まひのプログラマーが自作、ネットで無料公開 西日本新聞 によると
脳性小児まひで手足などに障害がある長崎県佐世保市のプログラマー吉村隆樹(たかき)さん(47)が、病気の進行で声を失う筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などの患者のために、パソコンにあらかじめ登録した自分の声で会話ができるソフトを開発し、インターネット上で無料公開している。
そうである。ソフトーク、UTAUなど既存の無料ソフトはあるが、
1本100万円程度する市販の音声再現ソフトは、声を失う前に一定数の文章などを半日がかりで読み上げて登録する必要があるのに対し、マイボイスは五十音や濁音など126音素の登録だけですむ。所要時間は15分程度で、症状が進んだ患者でも負担が少ない。あいさつやよく使う単語なども登録しておけば、より滑らかで自然な音声に近づくという。
ちなみに、開発の経緯は、
マイボイスの開発は、「ハーティーラダー」を使って難病患者を支援している東京都の作業療法士本間武蔵(むさし)さん(50)が依頼。賛同した他のプログラマーや企業も協力し5年がかりで完成させた。
とのこと。なかなか息の長い開発プロジェクトだったようである。
元記事:
失う声ソフトで残せる 脳性まひのプログラマーが自作、ネットで無料公開
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