聴覚障害と人生の輝き

体脂肪が過剰なので、最近ファーストフードを摂るのを控えて、極力自炊するようにしています。
しかし、今日は、少し忙しく、どうにも食欲がわかなかったので、ジャンキーなもので手早く済ませることにしました。
モスバーガーの店内にはいると、何やら雰囲気騒がしい。席も、すでにほとんど埋まっている。今日はお客さんが多いな、と思って見回す。すると、お客さんのほとんどが、単一のグループの人たちでした。
そのことが、一見しただけでわかったのは、全員手話で会話していたからでした。皆さんほとんどが聾唖者だったのではないかと思います。
皆さん、身振り手振りや、表情の変化などが豊かで非常に楽しげに会話をなさっていました。周りの目を気にすることなく、目の前の相手に自分の発言を伝えることだけに一心不乱になっている。受けての方も、相手のいうことを一つも見落とすまいと、一生懸命になっている。
その姿を見て、純粋にいいな、と思いました。
他者とコミュニケーションが取れる、その楽しみを全身で表現しているように、自分は見えたからです。それと比べて、普段の自分のコミュニケーションは何と貧しいことだろうと、正直思いました。耳が聞こえているがゆえに、自分はコミュニケーションを単なる情報のやり取りとして、まるで、一人で単純作業でもしているかのように、他人の発信をそのまま受け流してしまっていることがあると、はたと気づきました。
人と人が、やり取りするという事は、そんなものではないですね。
そのことを学ばせてもらったように思いました。


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