とあるOTR様がおっしゃっていたことですが、「もともと、”作業”という言葉は有意味であるということを含んでいるのだから、単に”作業”」でいいんじゃないの?
という言葉がありました。
個人的にはその意味がよくわかる気がしたので、深く共感しました。
その一方で思うところも。
「作業療法士は、今こそ作業を引き受けなければならない」といったことを鎌倉先生もおっしゃっておりましたが、作業療法士が作業を引き受けるためにはそれができる環境が必要です。
経営者や上司である医師や多職種の理解、協力が必須になります。
それを踏まえたうえで、作業療法士は、クライエントにしっかりと作業に取り組んでもらえるように最善を尽くす必要があると思います。
また、看護師として働く友人の言ですが、「PTやOTといったリハビリテーション職種の人の理論や方法論を十分に理解できるわけではないが、彼らからの助言があるだけでとてもやりやすい」「専門家の役割としてコンサルテーションはきちんとできないといけない」「専門性を確立しないといけない」というものがありました。
その話を聞いていて、作業療法士は、そういった役割もきちんと日常的に引き受けて行く必要があるのではないかと思いました。つまり、他の職種からきちんと信頼され、頼りにされるような実績を残したり、新しい活動行っていくことは重要なことなのではないかと感じました。
さて、意味のある作業という言葉に戻りますが、もちろんその意味とは「患者様にとっての意味」ということになると思います。
そして、患者様に意味のある作業を行っていただくためには、さまざまな人の理解と協力が必要になると思います。それを実現するための環境設定を行う能力も、作業療法士として仕事をしていくうえで大切なことのなのかもしれないと、ふと考えましたので、きちんと後で読めるよう文字にしてみました。
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