はじめに
今日は、地域に関する話題。
飲食店でのおばちゃん(初老)のお話を聴いて、考え知られたこと。
なかなか衝撃的だったので、ご紹介いたします。
状況
おひるごはんを食べました後、飲食店で少し参考書を読みながら過ごして居ました。
すると、集中力が途切れてしまいました。
そして、長居していたおばちゃん四人組のお話が耳にとまりました。
その内容は、地域に関することでした。
それはそれは考えさせられるものでした。
内容の詳細
まとまりに乏しいですが、具体的には、次に記すような内容です。
ご存知の方も多いと思いますが、地域には、大体町内会があります。
そこで、ある程度の役割があり、助け合いを行っているという背景があるようです。
しかしながら、働き盛りの世代は、全くそのような仕事を引き受けることが無いとのこと。
「仕事があり、そちらが忙しいので、町内会の仕事までできない」
と、いうのが主な理由です。
そして、自分の親が、介護などが必要になったりして、地域の助けがないと生きていけない段になってから、にわかに町内会の仕事をしたり、ご近所づきあいを始める人が多いとのことでした。
つまりに、必要性に迫られるようになってからご近所づきあいをするようになる人が多いとのこと。
それが、おおよそ60才前後。
いまの60代は確かに若い。元気。
だけど、いかに若いと言っても、40代くらいの助けがないとできないことも、実際には、割とある。
しかし、そういった人たちは、町内会の仕事を引き受けてはくれない。
そして、自分たちだって、引き受けてこなかった。
だから、何も言えない。
いまは、まだやれている。
町内会の仕事も何とかまわっている。
だけども、あと10年、あるいは、15年立った時に、きっと、今のままでは、町内会という組織はなくなっているのではないか。
まだ、その土地で、大きくなった人は、町内会や地域に対して関心を持ってくれることもある。
しかし、よそから引っ越してきた人たちは、そんなことに見向きもしない。
まあ仕方ないよね。
でも、どうなるんだろうね。
そんな内容です。
自分を振り返ると
実は、自分は、そういった、町内会関係の役割や、活動とは無縁のまま大きくなりました。
人によっては、信じられないかもしれませんが、町内会の仕事とか全く手伝ったことありません。
なので、実のところ町内会とは、どういった組織で、どのような役割があるのかということについて、ほぼ知識がありません。
おそろしいことに、割と代々その土地にて、暮らしている家なんですけど、こんな感じです。
あまり、新しく人が引っ越してくるような土地柄でもないんですが、ごくごくまれに、引っ越してきた人とのかかわりは、本当に道ですれ違った時に、あいさつをする程度です。
これは、実は、とんでもなくまずいことなのかもしれません。
そして、リハビリテーション的観点からみると
作業療法でも、 「これからは、地域だ」などといわれている。
病院で面倒を見るだけの、医療費を維持することは、人口ピラミッドとかを見ても、明らかに不可能です。
だから、当然、できることなら地域で暮らしていこうという発想になるのだと思うのです。
でも、ひょっとすると、その基盤となってくれるはずの、地域というものが、単なる幻想にすぎないのかもしれないという、そんなことを考えさせられました。
そんなわけで、おばさまたちのお話は自分にとっては、相当興味深いものでした。
このおばさま方のしていた会話は、凄く日本の構造的な問題をズバッと言ってるなあと思う処がありました。
「帰る場所」であるはずの、地域というものが、そもそも、存在しない、そういう未来が、もう、目の前に迫っているのかもしれません。
おわりに
このままでは、良くないことが、きっと将来起こるんだろうなということは、間違いないと思います。
難しいことはよくわかりませんが、地域というものを、もう一度、見つめなおすような、そういう社会全体としての動きがひつようかもしれません。
ひろえもん個人としては、必要だと思います。
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