はじめに
「ゾンビ細胞」って言葉、ここ2、3日で目にした方もおられるのではな以下と思います。
こちらの記事を読みまして。
『死んだあとも働き続ける「ゾンビ細胞」の開発に成功!!』というニュースが回っているな。あれは嘘だ。
の記事になります。
ゾンビ細胞は、「死んでるのに生きている細胞」ではない。
ですよねー。
「ゾンビ細胞」という単語が、一部で話題になってるなぁというのには気が付いていたのですけれども、紹介されている記事を読んでも納得がいかなかったので、このブログでは触れてませんでした。
上記で、ご紹介した記事を読んでようやく事の顛末が理解が出来ました。
そもそもゾンビ細胞っていうレッテルを張ってたものの正体がなんなのかということをよくよく検証しないまま、一部では、バイオハザードか!なんて、面白がったりしていたみたいです。
多分、ネットの場合は、分かってやってる人が多いと思うので、特に問題にするべきことでもないんでしょうけどね。
で、けっきょく「ゾンビ細胞」の正体は?
珪酸(ガラスのようなもの、SiOxとかとか)を細胞に取り込ませて、死んだ後も形状が変化しないようにした細胞のことらしいです。
死んだ後も、生前と同じ形状を保っていられるようにすることで、より生きた状態に近いままで細胞を観察することができるなどのメリットがあるそうです。
べつに、生き返るわけでもなんでもなく、「ころしても、形が崩れない」をゾンビ、と表現したというのが、「ゾンビ細胞」という言葉が生まれたわけのようです。
おわりに
この研究の着眼点が、実は「珪藻」というものだったということをしって、非常に面白いなとおもいました。
誰もが理科で、小学校とか中学校の段階で、微生物のうちの一つとして勉強したことがあるはずです。
そう、ある意味で身近なものです。
こういった身近な知識にあるような、既知のモノから、新しい発想や技術が生まれるというのは、やっぱり面白いなあと思います。
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