はじめに
リハビリテーションを支援するときに、作業療法士は作業を用いて患者様を支援します。
この時に大切にしなければならないことがあります。
ある人が、今までにどんな人生を送ってきたか。
どんなことが好きで、何に慣れ親しんでいて、どのような習慣を持っているのか。
こういったことに着目することにはとても意味があります。
「有意味であるという事」の意義
諸事情により、難しい場合、場面も多々ありますが、提供する作業には、支援の対象となるご本人の希望が極力取り入れられているべきと、考えます。
リハビリテーションの主体であるその人が、笑顔になれるし、リハビリテーションへの活力へとつながるからです。
その具体例としてのん様(@onitree)のツイートがとても素敵でした。ご紹介させていただきます。
珈琲を家族で飲みたいと言われた利用者さん。抹茶もたてたいと言われ、抹茶茶碗に水を入れてたてていただく。麻痺している左手もちゃんと添えて。口元まで運ぶこともできた。それをみていたスタッフに今度たててもらおうと提案!やろう♪と笑顔で賛同! twitter.com/onitree/status…
— のんさん (@onitree) 2013年3月14日
対象者の方、なぜ、笑顔になったのでしょうか?
もちろん、のん様(@onitree)のセッティングとか、話の運び方が素晴らしいというのは間違いないので、それは前提。
それは、ご本人の希望が、自尊心が満たされる、「したいことができた」という体験があるからだと、ひろえもんは考えました。
その人の「したい!」「やりたい!」という希望を引き出し、踏まえた活動を提供することが同時に、治療的にも、リハビリテーション的にも意義の大きなADL動作へとつながっていて、素晴らしいと感じました。
こうした支援ができる作業療法士を目指したいと思います。
おわりに
そのひとが何を大切に思っているのか。
その思いが反映されるとき、素敵な作業療法が提供できるんだな、と感じさせていただきました。
最後に、のん様(@onitree)、快くツイートの使用を許してくださり、ありがとうございました。
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