はじめに
記録を書き続けるというのはなかなかおっくうなものです。
記録を残すのが良い事なのは、わかっちゃいるけどなかなかできません。
ですので、書き残す事は本当にシンプルな事から始めると良いと思います。
自分の感じ方を記録すること
たとえば、こんな感じです。
「今日は晴れていた。気分がさわやかになり、がんばろうと思えた」
こんな感じのことです。
こうした記録では、例えば晴れという事象について、自分はどのような感想を持ち、それをどのように表現したのかという事が重要になります。
なぜ、自分の感情を書くだけの事がそんなに重要なのでしょうか?
自分の感動を色あせさせない
人は、いきているだけで、いろいろな事を感じ、感動する事ができる生き物です。
感じる事に意識的になることによって、より多くの事を感じ、また、それをもとにしていろいろな事を考える事ができる用になります。これは、OTという仕事をやっているとすごく大切な事だと思います。
いろいろな切り口でいろいろ気付いて提案する事が求められる職種においては、こういう、自分の感性を磨くという事は共通して大切だといいますか、求められる事だと思います。
一方で、人間は、常に何かを感じる生き物なので、以前感じた事は常に現在感じている事に影響され、その感覚も揺らいでいく物なのではないかと思います。
極端な事を言えば、1秒後に振り返っての自分の感性のクオリアと、1年後のクオリアはまったく異なった物である可能性があります。
自分の感覚が、変化していく事自体は当たり前の事だと思います。
しかし、変化するという事は、昔自分がどんな風に感じたのかを忘れることにつながりはしないでしょうか?
自分の感性を大切にして働く事が求められる人間としては、自分の感じた事を後々まで思い返す事ができるように形にしておきたいと思うのもまた心情だと思います。
ノートやパソコンを使って書き残す
時間がたったあとも、自分が感じた感覚をその鮮度を保った状態で思い出すためには、やはり外部記憶を使用することが非常に有効だと思います。
具体的には、自分の言葉で、自分自身の体験について、感情を移入しながら記録します。それによって、後日その文章を読み返したとき、まず、その文章を書いたときの自分自身を思い出し、それをたどって、記述した内容について反芻する事ができます。
職人技には感覚が欠かせない
自分が、感じた感覚は、職人的な感性が求められる仕事上では非常に重要です。
職人の具体例ですが、1000分の1ミリの精度を人間の手で表現できる人たちがいます。彼らは何も特別な道具を使う訳ではなく、人間が生来持っている感覚を研ぎすまし、ソレを使って判別を行います。
作業療法士にも同様な感性が求められると思います。昨日と今日の様子を比べて、違いに気がつくためには、自分自身の感覚を研ぎすまし、その違いについて意識できる事が必要になるからです。
そして、その感じたことや感覚をしっかりと覚えておく事は、必ず次の問題解決の役に立つはずです。同時に、その感覚を得るに至った具体的な経緯、ストーリー、エピソードなども書き添えておくと、あとで役に立つこと間違いないです。
できれば毎日残したい
そのためには、感じたことが色あせる前に、文章にして書き留めておく事が有用で、重要だと思います。
毎日、何かを書き残す事、書き起こすことには非常に力を必要とします。大変なことだと思います。しかし、これをやってるのとやっていないのでは、伸びしろが大きく変わってくるし、業務の質の改善具合もまた違ってくるなあというのが個人的な感覚です。
仕組みを作ろう
そのためには、なるべくさぼらないで書き込みができるような、仕組みづくりをしなければ行けないなあと感じています。
たとえば寝る前に時間をちょこっととるとか。
自分にあった記録媒体をチョイス
人によって、向いている記録媒体は異なると思います。まずもって、デジタルかアナログか。アナログでも、ルーズリーフ派、メモ帳派、ノート派、広告の裏紙派などなど、さまざまだと思います。
たとえば、ひろえもんは、手書きで物を書くよりもキーボードを使用した方が、早く記録が残せる人なので、デジタル媒体をよく使います。
後は、アナログで記録した物も、スキャナーで取り込んで、デジタルで管理したい人です。
アプリ紹介
そんなデジタル人間ですので、この二つのアプリケーションが非常に重宝しています。
良かったら試してみてください。使えるようになると手放せないデス。最初は、無料で使ってみて、気に入ったら有料プランを試されると良いとおもいます。
おわりに
めんどくさがらずに、将来の自分のための投資だと思ってめんどくさがらずにきちんと記録が残せるとすてきだと思います。
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