はじめに
いわゆるネガティブ思考の人は脳の仕組みが、楽観的に考えようとする回路があんまり巧く働くようになっていないようです。
個人的実体験を交えて。
実体験
行き詰まったときに先輩から
「ここ、こうしたらいいじゃない」
と具体的な解決策を提示してもらうことがあるのですが、自分的にあんまりピント来なかったり、あれこれ考えてしまってうまく行かないことがありました。
今振り返ると、なんて事は無い問題だったようですが、そのときには失敗要因が頭の中を駆け巡り、不安が先行していました。
「失敗してしまうかも」という思いが過度になると、物事がうまくいくときのビジョンを巧く描けないように思います。
無理矢理ポジティブで混乱
「慣れないことはするもんじゃない」という言葉もありますが、慣れない考え方も無理矢理実用するもんじゃないと思います。
具体的な経験を積み重ねるうちに、うまく行く経験はだんだんと蓄積されて徐々に変化していく物だと思います。
急に考え方を変えようとすると、バランスを崩してしまう人はやっぱり多いんじゃないでしょうか。
自分も、どうしてポジティブな考え方が出来ないんだろうと悩んだりもしましたが、そこで悩んでる時点でネガティブです。
「そのうち出来るさ」で、あんまり深く考えなくても良かったんだなあと今となっては思います。
しかし、無理にポジティブに考えようとしたことで不具合が生じていたと思います。
応用
作業療法の対象者の方の精神状態は様々だと思いますが、その中には当然いわゆるネガティブ思考だったり「悲観的な」アイディアが優先してしまう方もおられると思います。
そういった人々には、もっと「楽観的になったら」と言葉で提案するのではなく、楽観的になるために必要な成功体験や自信、経験などを提供してモチベーションを増やして不安感を軽減することが必要なのだと思います。
また、もし自分自身がネガティブ思考に陥りそうになっているときには、自分が何に不安を感じているのかを整理して、問題点を切り出して整理してアプローチすることが有効だと思います。
時間が解決してくれることもあるので、深刻に悩むべきことかどうかということの見極めや、考え方の枠組みを少し緩めてみることが必要かなと思います。
おわりに
「都会では自殺する」
というフレーズで始まるラブソングもあるくらいですが、あんまりネガティブがすぎるとそんな行動にも繋がるのかなと思います。
ネガティブ思考はいきなりポジティブ思考にならないということを踏まえてもっとどっしりと変化をまてるといいなあと思います。
参考
ネガティブ思考の人に「ポジティブに」とアドバイスしても逆効果 | IRORIO(イロリオ) – 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議
コメントを残す