はじめに
現状、精神科でのOTって何でも屋です。
わからなかったら、知り合いのPTやSTに助言をしてもらってでもなんとかします。
作業療法の領域
作業療法は便宜上大きく、次の4つの領域に区分して語られることが多いです。
- 身体障害領域
- 精神障害領域
- 発達障害領域
- 老年期障害領域
これらは、あくまでざっくりと分けるためのものです。
たとえば、高齢者かつ精神障害者というOT対象の方はたくさんおられます。
ですので、必要な技能をちゃんとチョイスして実行できることが大切になると思います。
問題になるのは、「何が必要か?」
その人が何を求めているか、課題は何であるかということを重視して関わります。
ですので、名目上精神科のOTとしていようが、整形外科受診後に治療計画に沿った身体的なリハビリテーションが必要とあらば並行して行うことはもちろんあります。
例えばご高齢で、廃用予防のため活動性の維持が必要という場合には、積極的に身体リハを行ったり、ベッドサイドでのかかわりを行ったりすることがあります。
専門性は?
あんまりに気にしなくなりました。
気にする人に配慮する必要はあると思いますが、自分自身は何でもできるように準備しておくか、もっと巧い人につなげられるように広く繋がっておくとかそういうのが必要かと思っています。
自分より出来る人がいたら「その人に任せろ」が鉄則ですが、たとえば病院内に自分しかいないんだったら病院外の講習とか、あるいはOTRの集まる場所に行ってみてメンターを見つけてみるとかそういう方向性での動きは必要だなあと思います。
そして、ただ任せっきりにするのではなく積極的に情報交換したり、ノウハウを教えてもらうのもいいかなあと思っています。
ということで、やっぱりコミュニケーション能力が大切ですね。
おわりに
なんでもやるのは、大体人手不足のせいなのでこんな状況改善されないだろうかとはおもうのですが、多分STさんやPTさんといったスタッフが増員されることはあんまりなさそうなのです。
ときに、「精神的な支援に集中できたら」と心の底から思ったこともありますが、きっと甘えです。
患者さんに迷惑かけないよう自己研鑽しないと行けないと思います。
ということで、自分の戒めの為の記事でした。
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