作業療法はリハビリテーションの一つです。
その目的は、作業療法対象者のQOL(生活の質)を高め、リカバリーを支援することです。
QOLとは、自身が、どれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということです。
リカバリーのほうは、その中核となる概念は、非常にシンプルであり「その人が自分らしさを取り戻していく(再獲得していく)過程」と表現できるのではないかと思います。
これらの、QOLの充実やリカバリーの完遂が作業療法の目的となり得ます。
これらの目的に向けて、現実的に利用可能な資源や環境など、さまざまな条件を考慮しながら、作業療法士は仕事を行っています。