第48回作業療法士国家試験: 2013年2月アーカイブ

解答速報が発表れたものの

第48回作業療法国家試験の解答速報、東京アカデミーやら、ipecやら三輪書店やらからそれぞれ発表されてます。

が、それらを比べてみると唖然とします。

それぞれの解答に食い違いが見られるからです。

大量に。

こうした解答は、一応、作業療法の教育にかかわっている先生や、あるいは臨床家の先生とかに聞いて作ってると思うのです。

その先生方の意見を踏まえて作った解答に、ここまでばらつきがあるっていうのはとても興味深いものがあります。

「今までにないくらいのばらつきだ」という声も

いろんな人が、今回の問題について、いろんなことをいっております。

そのなかには、「過去にも、解答に大きなばらつきがあるものはたくさんあったが、今回は、かつてないほどばらつきが大きいのではないか」という意見や、「各社解答が、全然食い違っているところが、2~3個ある」といった情報など、第48回の作問が、なんとも解答の決め手に欠けるものがたくさんあったのではないかと思えるような評価がたくさん見られます。

ようするに、解答速報にばらつきがあるのは、それだけ問題文を読んでも、選択肢を絞り込むのが難しかったという事であり、何を根拠にして解答すればいいのかということが、作業療法にそれなりに明るい人たちにとっても非常にわかりにくい問題であったといえるとおもいます。

これらの問題に対して、文科省はどのような解答を示すのか、今から興味がわきまくりです。

作問について

興味と言えば、問題作成をどんな人物が、どのようなプロセスで行っているのかというのも非常にきになります。

作問に関しては、OT協会は全くかかわっていないのでしょうか?

あるいは、全国の大学の先生とかが、問題を持ち寄って、その中から問題を選定したりしているのでしょうか。

それとも、文科省の職員のなかに、作成する人がいるんでしょうか。

いずれにせよ、最終的にGoサインを出すのは、文科省であることに違いないと思います。

こういう曖昧さのある部分を、国家試験の問題としてぶち込んでくるあたり、文科省もなかなかチャレンジャーだなぁと思います。

作業療法士になるにあたって、その辺りのスピリットは見習った方がいいのでしょうか笑?

おわりに

はたして、いくつが、不適切問題となるのでしょうか?

そこも、注目したいところです。

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