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グループでのリハビリってどんなもの?

リハビリには個別のものだけでなく、グループで行うものもあります。なぜグループで行うのか、どんな効果があるのかをご家族向けに解説します。

📅 2026年7月3日 更新読了目安 15分

この記事のポイント

  • グループ療法は「効率化」のためだけでなく、個別療法では得られない治療的効果を持つ独自の介入手段です
  • グループの構造(オープン/クローズド)と目的に応じた適切なプログラム設計が成否を分けます
  • ファシリテーション技術を磨くことで、グループのダイナミクスを治療的に活用できるようになります

はじめに── グループは「手抜き」ではない

リハビリには、セラピストと1対1で行うものだけでなく、何人かのグループで行うものがあります。

「人数分のセラピストがいないからグループなのでは?」と思われるかもしれませんが、実はグループならではの大切な効果があります。

  • 「自分だけじゃない」という安心感: 同じ悩みを持つ仲間と出会えます
  • 希望が持てる: 回復した方の姿を間近に見られます
  • 人との関わりの練習になる: 社会復帰の準備にもなります

この記事では、グループでのリハビリがどのように計画・運営されているのかをご紹介します。

グループの構造── オープンとクローズド

グループには大きく分けて2つのタイプがあります。

  • オープングループ: 参加者が毎回変わってもよいタイプ。入院期間が短い方が多い環境で使われます
  • クローズドグループ: 同じメンバーで何週間か続けるタイプ。メンバー同士の信頼関係が深まります

実際には、この2つの中間的な形で運営されることが多いです。

プログラム設計の基本── 目的→活動→評価

グループリハビリのプログラムは、以下の流れで計画されています。

  • 目的を決める: 「何のためのグループか」を明確にする
  • 活動を選ぶ: 目的に合った活動を選ぶ(調理、創作活動、運動、話し合いなど)
  • 効果を確認する: 参加者の変化を記録し、プログラムを改善する

グループリハビリでは、活動そのものだけでなく、他の参加者との関わりも大切なリハビリの要素です。

ご家庭でできること

「人前が苦手」「知らない人と一緒は不安」── そうした気持ちは自然なことです。セラピストもそのことを理解しています。最初は見学だけでもよいですし、途中で休憩しても構いません。無理のない範囲での参加が大切です。

ファシリテーションのコツ

セラピストは、グループが安心して参加できる場になるよう、さまざまな工夫をしています。

  • 安全なルールの共有: 「話したことは外に持ち出さない」「否定しない」「パスしてもよい」
  • 全員に目を配る: 話す人だけでなく、静かに参加している人も大切にする
  • 参加者同士のつながりを促す: セラピストが間に入るだけでなく、参加者同士の交流を促す

困った場面への対応

グループリハビリでは、参加者同士の間でさまざまなことが起こります。セラピストはそうした場面にも対応できるよう訓練されています。

  • 発言が苦手な方: 無理に話す必要はありません。聞いているだけでも大丈夫です
  • 意見の食い違い: セラピストが安全に場を整えます
  • 感情があふれたとき: 泣いても怒っても、それ自体は悪いことではありません
ご家庭でできること

家族会や家族教育プログラムなど、ご家族向けのグループが用意されている施設もあります。同じ立場の方と気持ちを共有する場として、ぜひ活用してみてください。


ポイント

免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。

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