本文へスキップ
作業療法.net
支援制度#作業療法#支援制度#リハビリ

訪問リハビリの初回訪問 ── 作業療法士が家に来たら何をするの?

訪問リハビリの初回で作業療法士が家に来て何をするのか、当日の流れや準備するものをわかりやすく説明します。利用を検討中のご家族も安心の完全ガイドです。

📅 2026年10月27日 公開⏱ 読了目安 12分

この記事のポイント

  • 訪問リハビリの初回訪問では、生活環境の確認・身体機能の評価・生活の困りごとの聞き取りが行われます
  • 家族への説明と今後のリハビリ計画の共有も初回訪問の重要な目的です
  • 事前に「困っていること」「やりたいこと」をメモしておくとスムーズです

はじめての訪問リハビリ ── 何が起こるのか

訪問リハビリは、作業療法士(OT)などの専門家がご自宅に来て、実際の生活の場でリハビリを行うサービスです。

「家に専門家が来るって、何をされるんだろう」と不安に思う方も多いはずです。初回訪問の流れを事前に知っておけば、安心して当日を迎えられます。

初回訪問の前に ── 準備しておきたいこと

初回訪問の前に、以下のものを準備しておくと安心です。

  • 介護保険証・医療保険証
  • 現在飲んでいるお薬の一覧
  • 日常生活で困っていることのメモ(入浴が大変、トイレまでの移動が不安など)
  • 「こうなりたい」という希望(「一人でトイレに行きたい」「庭いじりを再開したい」など)
ご家庭でできること

初回訪問では緊張して、伝えたいことを忘れてしまうことがあります。「困っていること」「やりたいこと」を箇条書きでメモしておくと、当日スムーズにお話しできます。ご本人だけでなく、ご家族が感じている不安も遠慮なく書き出してください。

初回訪問当日の流れ

初回訪問は通常60〜90分ほどかかります。以下のような流れで進みます。

1. あいさつと説明

OTが自己紹介をして、今日何をするかを説明します。緊張しなくて大丈夫です。

2. 生活の聞き取り

1日の過ごし方、困っていること、以前できていたこと、ご本人やご家族の希望などを聞かれます。メモを見ながら話しても構いません。

3. 体の状態の確認

関節の動き、筋力、バランス、手先の動きなどを確認します。痛みがあれば遠慮なく伝えてください。

4. 家の中の確認

トイレ・浴室・寝室への移動経路や、段差・手すりの有無などを確認します。

ヒント

見られたくない部屋がある場合は、遠慮なく伝えてください。OTは必要な箇所だけを確認します。

5. 実際の動作の確認

起き上がり、トイレ、入浴などの動作を実際にやってもらうことがあります。無理のない範囲で大丈夫です。

6. 今後の計画の説明

「これからどんなリハビリをしていくか」「どのくらいの頻度で訪問するか」を説明します。わからないことは何でも質問してください。

家族への説明 ── OTが伝えたいこと

OTは初回訪問で、ご家族にも大切なことをお伝えします。

  • 今の状態: 「何ができて、何が難しいか」をわかりやすく説明します
  • 介助のコツ: ご家族の腰を痛めない介助の方法をお教えします
  • 注意点: 転びやすい場面や時間帯をお伝えします
  • 自主トレーニング: 訪問がない日にできる運動を一緒に練習します
  • 福祉用具の提案: 手すりやポータブルトイレなど、生活を楽にする道具を提案します

わからないことや不安なことは、何でも質問してください。「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮する必要はありません。

ご家庭でできること

「こんな小さなことを聞いていいのかな」と遠慮される方が多いのですが、OTにとって家族からの質問はとても貴重な情報です。介助中に腰が痛い、夜中のトイレが心配、入浴が怖い――何でも伝えてください。

初回訪問後の流れ

初回訪問が終わると、OTがリハビリの計画書を作ります。2回目の訪問から、具体的なリハビリが始まります。

訪問の頻度は一般的に週1〜2回、1回40〜60分です。計画はご本人の状態や希望に合わせて見直していきますので、「もっとこうしてほしい」という要望があれば遠慮なくお伝えください。

訪問リハビリを上手に活用するために

訪問リハビリを上手に活用するためのポイントです。

  • 正直に伝える: 痛みや不安は隠さず伝えてください
  • 自主トレーニングを続ける: 訪問がない日の運動の積み重ねが回復を大きく左右します
  • 変化を記録する: 「先週できなかったことが今週できた」をメモしておくと、OTにとって貴重な情報になります
  • わからないことは質問する: 「なぜこの運動をするのか」がわかると続けやすくなります

ポイント

訪問リハビリの初回訪問 ── 大切なポイントのまとめ

  • 初回訪問では生活環境の確認、身体・認知機能の評価、生活の聞き取りが行われます
  • 事前に「困っていること」「やりたいこと」をメモしておくとスムーズです
  • 家の中の確認ではプライバシーに配慮します。見られたくない場所は伝えてOKです
  • 家族への介助方法の説明や自主トレーニングの指導も初回訪問の大切な役割です
  • わからないことや不安なことは、遠慮なく何でも質問してください

免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。

関連記事