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OT入門#作業療法#キャリア#職域・活躍の場

作業療法士は何を手伝ってくれる?活躍の場ガイド

作業療法士は、食事や着替えの練習、家事や買い物の練習、仕事に就くためのサポート、住まいの環境づくりまで幅広く支えてくれます。どんな場面で力になってくれるのかをやさしく紹介します。

📅 2026年3月1日 公開・2026年7月27日 更新読了目安 21分

この記事のポイント

  • 作業療法の職域は、厚生労働省の通知で例示されたADL訓練・IADL訓練・就労支援(職業関連活動の訓練)・住環境の適応訓練・発達障害/高次脳機能障害のリハビリテーションの5分野が中心です
  • 近年は地域包括ケア・産業保健・災害リハビリテーション・司法領域など、新しい活躍の場が広がっています
  • 急性期病院から行政まで勤務先7タイプごとに、求められるスキルとキャリアの方向性が異なります

作業療法の職域(業務範囲)とは

作業療法士は、病気やケガ、障害のある方の「毎日の暮らし」を支えるリハビリの専門家です。「職域」というのは、作業療法士が活動している仕事の範囲のことです。

リハビリと聞くと、歩く練習や筋力トレーニングを思い浮かべる方が多いかもしれません。作業療法士が得意とするのは、食事や着替え、家事、仕事といった生活そのものに直結した練習やサポートです。

例えば「退院したあと、料理ができるか不安」「子どもの手先の不器用さが気になる」「仕事に戻れるか心配」──そんな暮らしの困りごとが、作業療法士に相談できるテーマです。この記事では、作業療法士がどんなことを手伝ってくれるのか、どんな場所で会えるのかをやさしくご紹介します。

主要な5つの職域

作業療法士のサポートは、大きく分けて次の5つです。

1. 毎日の基本動作の練習

食事・着替え・入浴・トイレなど、毎日の基本になる動作をADLと呼びます。作業療法士は、今ある力をうまく使いながら、これらの動作を少しでも自分でできるように練習を手伝ってくれます。動作をしやすくする自助具という道具の選び方や作り方も相談できます。

2. 家事や買い物など、暮らしの応用動作の練習

料理や掃除、買い物、お金の管理、バスや電車での外出など、少し複雑な生活の動作をIADLと呼びます。自宅での生活に戻るためにとても大切な練習で、退院後の暮らしを思い描きながら進めていきます。

3. 仕事に就くためのサポート

働きたいという希望のある方には、就労支援を行います。一日働ける体力づくりや仕事の手順の練習だけでなく、働きやすい環境について職場と相談することまで、幅広く支えてくれます。

4. 自宅で安全に暮らすための環境づくり

退院の前に自宅を訪問して、手すりの設置や段差の解消など、住まいの工夫を提案します。介護保険を使った住宅改修や福祉用具のレンタルについても相談できます。ご家族への介助方法のアドバイスも行います。

5. お子さんの発達支援・脳の障害へのリハビリ

発達障害のあるお子さんへの手先の練習や集団活動の支援も、作業療法士の専門分野です。また、脳卒中や事故のあとに記憶力や集中力が低下する高次脳機能障害のある方には、メモやスケジュール帳を使う工夫など、生活しやすくなる方法を一緒に練習します。

広がる作業療法の活躍の場

作業療法士が活躍しているのは、病院の中だけではありません。最近は、暮らしに身近な場所でも会えるようになってきました。

こんな場所でも作業療法士に会えます
1地域の介護予防教室 — 体操や趣味の活動を通じて、元気なうちから介護予防をサポート
2会社の復職支援 — 心の不調などで休職した方が職場に戻るお手伝い
3災害時の避難所 — 避難生活で体を動かさないことによる体力低下を防ぐ支援

お住まいの地域でどんなサポートが受けられるかは、地域包括支援センターに問い合わせると教えてもらえます。

作業療法士の勤務先別の働き方

作業療法士は、病院のほかにも、介護施設や訪問リハビリ、子どもの発達支援の教室など、さまざまな場所で働いています。生活の場が変わっても、その場に合ったサポートを受けられます。入院中だけでなく、退院後に「やっぱり困った」と感じたときも、かかりつけ医やケアマネジャーを通じてリハビリの相談ができます。

まとめ

ポイント
  • 作業療法士は、食事や着替えの練習、家事や買い物の練習、仕事に就くためのサポート、住まいの環境づくり、お子さんや脳の障害のある方へのリハビリと、暮らし全体を幅広く支えてくれます
  • 病院の中だけでなく、地域の教室や職場、ご自宅など、身近な場所でもサポートを受けられます
  • 「こんなことも相談していいのかな」と迷ったら、まずは担当のリハビリスタッフや地域の相談窓口に聞いてみましょう

作業療法についてもっと知りたい方は、作業療法とは?わかりやすく解説もあわせてご覧ください。

ご家庭でできること
  • 困っている動作をメモしておきましょう。着替えやお風呂など「ここが大変」という場面を書き留めておくと、作業療法士に相談するとき、具体的なアドバイスをもらいやすくなります
  • ご自宅の写真を撮っておきましょう。玄関・トイレ・浴室・階段などの写真があると、退院前の住まいづくりの相談がスムーズに進みます
  • 地域の相談窓口を調べてみましょう。お住まいの市区町村の地域包括支援センターでは、介護予防教室やリハビリのサービスについて無料で相談できます

免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。

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