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はさみがうまく使えない子へ ── 楽しく練習するコツ

はさみがうまく使えないお子さんへの練習方法を紹介。必要な力、段階的な練習の進め方、お子さんに合ったはさみの選び方をわかりやすく解説します。

📅 2026年8月14日 公開読了目安 12分

この記事のポイント

  • はさみの使用には、手指の筋力・協調性・目と手の連携など、複数の力が必要です
  • 「1回切り→直線→曲線→図形」の段階を踏んで練習すると、無理なく上達できます
  • お子さんの手の大きさや利き手に合ったはさみを選ぶことも大切です

はさみは「高度な道具」だということ

はさみを使うのは、実はとてもたくさんの力が必要な活動です。

  • 指の力: はさみを開いたり閉じたりする力
  • 両手の使い分け: 片手ではさみ、片手で紙を持つ
  • 目と手の連携: 見ている方向に手を動かす
  • 手首の安定: はさみをまっすぐ保つ
  • 体の安定: 座った姿勢がぐらぐらだと、手先もうまく動かせません

「はさみが使えない」のは、これらのどれかが発達途中だからかもしれません。お子さんのペースに合わせて、段階を踏めば大丈夫です。

段階的な練習方法

ステップ1: はさみに慣れる(1回切り)

まずは「パチン」と1回切るだけの練習から始めましょう。

  • 幅2〜3cmの細長い紙を用意します
  • 1回パチンと切るだけでOK
  • 切った紙を瓶に集めたり、のりで貼ったりすると楽しくなります

「切れた!」という成功体験がとても大切です。上手に切れたらたくさん褒めてあげてください。

ステップ2: 直線を切る

1回切りに慣れてきたら、線に沿って切る練習に進みましょう。

  • 紙に太いマジックで直線を描きます
  • 最初は5cm程度の短い線から
  • 線からはみ出しても大丈夫。「前に進めていること」を褒めましょう
  • もう片方の手で紙を持って送る動作も、少しずつ練習します

ステップ3: 曲線を切る

直線が上手に切れるようになったら、カーブの練習です。

  • 最初はゆるやかな大きいカーブから
  • カーブを切るコツは、紙を持つ方の手で紙を回すことです
  • 波線やS字カーブに挑戦してみましょう
  • お子さんが好きなキャラクターの形を切るなど、楽しい素材を使うと意欲が高まります

ステップ4: 図形を切る

最後のステップは、形を切り抜く練習です。

  • まずは大きな丸から挑戦
  • 次に三角形、四角形
  • 慣れてきたら、星やハートなどの複雑な形に

切った形を使って工作をすると、「切ること」に目的ができてもっと楽しくなります。

ヒント

丸の切り抜きは4〜5歳頃にできるようになることが多いです。できない場合も焦らず、お子さんのペースを大切にしてください。

ご家庭でできること

「はさみの練習」と構えず、遊びの中に取り入れましょう。短冊に切った紙でチケットごっこ、折り紙を切って飾り作り、チラシから好きな食べ物の写真を切り抜いてコラージュ。「楽しい!」と思える活動の中で練習すると、上達が早くなります。

はさみの種類と選び方

お子さんに合ったはさみを選ぶことが、上達の近道です。

  • バネ付きはさみ: 切ったあと自動で開くので、指の力が弱い子でも使いやすい
  • ループ(輪っか)タイプ: 指を穴に入れるのが難しい子向け。手全体で握れます
  • 左利き用: 左利きのお子さんには、必ず左利き用のはさみを使ってください。右利き用だと切り線が見えにくく、上手に切れません
  • 大人と一緒に使えるタイプ: 持ち手が2つあり、大人が手を添えて一緒に切れます

はさみを使う前の「準備運動」

はさみの練習と一緒に、手の力を育てる遊びも取り入れてみてください。

  • 洗濯ばさみ遊び: つまんで挟む動作が、はさみの練習になります
  • 粘土遊び: こねたり丸めたりして、手の力をつけます
  • 紙をちぎる遊び: 両手を使う練習になります
  • シール貼り: 指先の細かい動きの練習になります

どれも遊びの中で自然にできるものばかりです。


ポイント

はさみの練習 ― まとめ

  • はさみの使用には指の力・両手の協調・目と手の連携など複数の力が必要です
  • 「1回切り→直線→曲線→図形」の段階を踏んで練習しましょう
  • お子さんの手の大きさや利き手に合ったはさみを選ぶことが大切です
  • 洗濯ばさみ遊びや粘土遊びなど、手の力を育てる遊びも並行して取り入れましょう
  • うまくいかないときはOTに相談を。その子に合った練習プランを作ってくれます

免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。

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