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専門職向け#入浴#またぎ#見守り#申し送り#記録

お風呂の「またぐところは見守り」は、どう見守ってもらえるのか

湯船をまたぐときの「見守り」は、座ってまたぐ・立ってまたぐ・板に座る、の3通りで、見守る人の立つ場所が変わります。家でどの入り方をしているかをデイサービスやヘルパーに伝える言い方と、相談先を場面ごとに書きました。

📅 2026年10月12日 公開⏱ 読了目安 18分

この記事のポイント

湯船をまたぐ場面は、現場の申し送りでは「見守り」と「一部介助」を職員の手が触れているかで分けます。介護保険の調査に浴槽の項目はなく、調査員は特記事項に手間と頻度を書きます。

この記事の位置づけ

この記事は、介助の言葉が書類ごとにどう対応するかを整理するものです。判定するのは、介護保険では認定調査員と介護認定審査会、病棟では院内研修を受けた評価者です。本文の事例と例題はすべて架空です。

湯船をまたぐ途中でやめるとき、入浴をやめるとき

湯船をまたぐ途中でふらついた、縁や手すりを持つ手が滑った、本人が「怖い」「無理」と言ったときは、上げた足を床に戻して縁や椅子に座ってもらい、看護師に伝えてください。入浴の前後に測る血圧や体温がいつもと違うとき、顔色が悪いとき、めまい・気分の悪さ・胸の苦しさがあるときは入浴をやめて看護師に伝え、再開してよいかは医師に確かめます。何を「いつもと違う」とするかは、入浴の前に看護師・医師と決めておいてください。

デイサービスの連絡帳やケアマネジャーの説明で「湯船をまたぐところは見守りです」と言われても、どう見守ってもらえるのかは分かりません。座ってまたぐのか立ってまたぐのか、そばにいる人がどこに立つのかは、「見守り」の一言には入っていないからです。

「またぎは見守り」と言われたら、何が起きているのか

「見守り」は、手は出さずにそばで見ていて、危ないときはすぐ手を出せる場所にいる、という意味で使われることが多い言葉です。ただ、介護保険の認定調査には湯船をまたぐこと自体を選ぶ項目がなく、調査員は特記事項に、どう手を貸しているかと週に何回かを文章で残します。調査員には、湯船をまたぐときにどう手を貸しているかを具体的に伝えてください。それが特記事項に書かれ、審査会が手間として見ます。ヘルパーが来る家では、入浴の見守りは見守り的援助という身体介護の一つで、必要なときに手を出すことも含まれています。

当てはまる例: 縁に座って片足ずつ、娘は正面で声をかけるだけ

母は浴槽の縁に腰掛けてから、右足、左足の順に湯に入れます。娘は洗い場側の正面に立ち、「右足から」と声をかけるだけで、体には触れていません。この入り方なら「見守り」で通じます。デイサービスには「家では座ってから入り、手は出していない」と伝えます。

当てはまらない例: 立ったまままたぐ夫の腰に、妻が手を当てている

夫は手すりを握って立ったまま右足を上げ、妻は反対側から腰に手を当てて、足が縁を越えるまで手を離しません。力は入れていなくても、手を当てている間は「手伝っている」状態です。調査員には「腰に手を当てている」と、週に何回入っているかを添えてそのまま伝えます。

介助されている方がこれを読んだときは、「見守り」は手を出されないことではなく、危ないときにすぐ手が届く場所に人がいる、という意味だと受け取ってください。座って入るか立って入るかは、楽なほうを介助している人に伝えてかまいません。

相談先相談すること
ケアマネジャーデイサービスの「見守り」と家での入り方が違うとき。バスボードや浴槽用の手すりを借りたい・付けたいとき
訪問看護またぐ途中でふらつく回数が増えた、湯上がりに顔色が悪いことが続くとき。入り方をその場で見てもらいたいとき
かかりつけ医またぐのが1〜2週間で急に難しくなったとき。薬が変わってからふらつくようになったとき
施設の相談員デイサービスの記録に「見守り」とあるが、座ってか立ってか、職員がどこに立つかを聞きたいとき
ご家庭でできること

明日の入浴で、縁に座ってから入るのか立ったまま入るのか、介助している人がどこに立って手をどこに置いているかを一度見ておき、デイサービスやヘルパーに「家では縁に座ってから入り、正面で声をかけるだけ」のように伝えてください。

家ではこう分けて伝える

ポイント

まとめ

  • 縁やバスボードに座ってから片足ずつ入り、家族は正面で声をかけるだけなら「見守り」。デイサービスには「座ってから入る、手は出していない」と伝える
  • 立ったまままたぐときに腰に手を当てているなら「見守り」ではなく「手伝っている」。調査員に聞かれたら「腰に手を当てている」とそのまま答える
  • 調査員には、またぐときにどう手を貸しているかと週に何回入っているかを伝える。それが特記事項に書かれ、審査会が手間として見る
  • 入り方や立つ位置が施設と家で違うと感じたら、ケアマネジャーか施設の相談員に「家では座ってから入る」と入り方から伝える

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