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COPM ── あなたの「困りごと」から始めるリハビリ評価

COPMは「ご本人が何に困っていて、何ができるようになりたいか」を聞くことから始まるリハビリの評価方法です。その仕組みをやさしく解説します。

📅 2026年8月9日 公開読了目安 10分

この記事のポイント

  • COPMはクライアント自身が「困っていること」「大切にしたいこと」を挙げ、重要度・遂行度・満足度を10段階で評価する面接式の評価ツール
  • クライアント中心の実践(Client-Centred Practice)を具体化した、OT独自の評価法
  • リハビリの目標設定と効果判定に活用でき、2点以上の変化が臨床的に意味のある改善とされる

COPMとは何か

COPMは、ご本人が「何に困っているか」「何ができるようになりたいか」を聞くことから始まるリハビリの評価方法です。

一般的なリハビリの評価は、専門家が「何ができるか」をテストします。COPMはその逆で、ご本人の声を中心に据えています。

「料理がまたできるようになりたい」「孫と公園に行きたい」「趣味の絵を描きたい」。こうしたご本人の望みを引き出し、リハビリの目標にするための評価です。

COPMの実施方法

COPMは以下のような流れで行われます。

  1. 困っていることを話す: 日常生活で困っていること、やりたいのにできていないことを話します
  2. 大切さを点数にする: それぞれがどれくらい大切かを1〜10点で答えます
  3. 特に大切な5つを選ぶ: 最も大切な問題を5つまで選びます
  4. 今の状態を点数にする: 「どれくらいできているか」「どれくらい満足しているか」を1〜10点で答えます
  5. リハビリ後に再評価: 同じ質問に答えて、変化を確認します
ご家庭でできること

「何に困っていますか?」と聞かれると、すぐには答えられないかもしれません。面接の前に、ふだんの生活の中で「困っていること」「やりたいのにできていないこと」をメモしておくと、伝えやすくなります。

臨床での活用ポイント

COPMのよいところ

  • ご本人の声が中心: 「専門家が決める」のではなく、ご本人が大切にしていることがリハビリの目標になります
  • 変化がわかりやすい: 数字で表されるので、リハビリの前後でどれくらい改善したかが明確です
  • モチベーションにつながる: 自分が「やりたい」と思ったことに取り組むので、リハビリへの意欲が高まります

ヒント

COPMでは「正解」や「間違い」はありません。ご本人が感じていることをそのまま伝えてください。「こんなことを言っていいのかな」と遠慮する必要はまったくありません。


ポイント

ご家族の方へ ── 大切なポイントのまとめ

  • COPMはご本人の「困っていること」「やりたいこと」から始まるリハビリの評価です
  • 正解や間違いはありません。感じていることをそのまま伝えてください
  • 数字で変化がわかるので、リハビリの成果を実感しやすい評価方法です
  • 事前に「困っていること」をメモしておくと、面接がスムーズに進みます

免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。

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