この記事のポイント
- 作業療法士の養成校は大学(4年制)・短大(3年制)・専門学校(3〜4年制)・夜間部があります
- 学費・修業年限・カリキュラム・国試合格率・就職実績が選択のポイントです
- 自分のライフスタイルとキャリアプランに合った学校を選ぶことが、充実した学生生活と将来につながります
作業療法士になるまでの道のり
作業療法士(OT)になるには、専門の学校で3〜4年間学び、国家試験に合格する必要があります。
学校の種類は大きく分けて、大学(4年)、専門学校(3〜4年)、夜間部(4年)があります。どの学校を卒業しても、国家試験に合格すれば同じ「作業療法士」の資格を取得できます。
大学と専門学校の違い
大学と専門学校の主な違いをまとめます。
- 大学(4年): ゆとりあるカリキュラムで、研究や大学院進学の道が開ける。サークル活動なども楽しめる
- 専門学校(3年): 1年早く資格が取れる。実践的な授業が多く、学費も比較的安い
- 専門学校(4年): 専門学校の実践的な環境で、大学に近い学びができる
どちらが良い・悪いということはありません。お子さんの性格や将来の希望に合った学校を選ぶことが大切です。
夜間部という選択肢
夜間部は、日中働きながら資格を目指せる学校です。社会人からOTへの転職を考えている方に人気があります。
ただし、臨床実習の期間は日中に実習を行うため、仕事を休む必要があります。事前に計画を立てておくことが大切です。
養成校を選ぶ7つのチェックポイント
養成校を選ぶ際は、以下の7つを確認しましょう。
- 国家試験合格率: 全国平均(約80%)を上回っているか
- 就職実績: どんな病院や施設に就職しているか
- 実習先: さまざまな分野の実習先があるか
- 教員: 臨床経験豊富な先生がいるか
- 学費と奨学金: 総額と利用できる奨学金制度
- 通学のしやすさ: 毎日通える距離か
- 雰囲気: オープンキャンパスで実際に見てみる
パンフレットやウェブサイトの情報だけでは、学校の雰囲気はわかりません。必ずオープンキャンパスや学校見学に参加し、在校生に「実際に通ってみてどうですか?」と聞いてみてください。複数の学校を比較することをおすすめします。
高校生が今日から使える3つの手順
保護者の方は、高2の夏の要項確認、発達領域の教育内容の確認手順、就職率の分母の確認を、本人と一緒に行うと学校選びが具体的になります。詳細は作業療法士の受験勉強はいつから?と発達領域の作業療法士になるにはにまとめています。
よくある質問
大学と専門学校で就職に差はある?
就職の際に大きな差はありません。現場では「どの学校を出たか」よりも「どんな人柄か」「どんな経験をしてきたか」が重視されます。
社会人からでもOTになれる?
なれます。夜間部に通う方の多くは社会人です。社会人経験は、OTとして働く際に強みになります。
文系でも大丈夫?
大丈夫です。養成校では基礎から学べるように授業が組まれています。
大切なポイントのまとめ
- どの学校を選んでも、国家試験に合格すれば同じ『作業療法士』の資格が取れます
- 大学はゆとりと研究の道、専門学校は実践的で早く現場に出られるのが特徴です
- オープンキャンパスで実際の雰囲気を確かめ、複数校を比較しましょう
- 学費・通学時間・奨学金の有無は事前にしっかり調べておきましょう
- 社会人からの転向も可能です。夜間部という選択肢もあります
免責事項: 当サイトの情報は一般的な知識提供を目的としたものであり、医療上の助言を構成するものではありません。個別の症状や治療については、必ず医師やかかりつけの作業療法士等の専門家にご相談ください。
この記事の執筆者
ひろえもん作業療法士
作業療法士の国家資格を持ち、2012年から作業療法の普及・啓発を目的に当サイトを運営。 臨床経験に基づき、確認できる情報源にあたった上で執筆しています。
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