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4月1日の朝、これだけは ── 先輩からあなたへ、新人からみんなへ

シリーズ最終回。入職初日の持ち物・心構えの最終チェックリストと、新人と先輩、双方への「よろしくお願いします」。

📅 2026年3月31日 更新読了目安 7分

新卒OTスタートアップコラム「4月1日までに知っておきたいこと」── 最終回(第11回)

この記事のポイント

  • 入職初日に必要な「持ち物」と「心構え」の最終チェックリストをお届けします
  • 先輩から新人へ:完璧じゃなくていい。誠実に、目の前の患者さんに向き合ってください
  • 新人からみんなへ:不器用でも一生懸命やります。どうか見守ってください

持ち物チェックリスト

4月1日の朝、慌てないために。前日までに準備しておきましょう。

必須の持ち物
  • 国家資格の免許証(または合格通知書)── コピーを求められることがあります
  • 印鑑(シャチハタ可の場合が多いですが、朱肉タイプも念のため)
  • 筆記用具(ボールペン黒・赤、メモ用のノート)
  • ポケットサイズのノート(見学ノート用)
  • 白衣・ユニフォーム(指定がある場合は事前に確認済みのもの)
  • 上履き・リハビリシューズ
  • 昼食(初日は食堂の利用方法がわからないことが多いため、持参が安心です)
あると便利なもの
  • タイマー(スマホが使えない場面での時間管理用)
  • ペンライト(瞳孔確認などの簡単な神経学的チェック用)
  • 小さなメジャー(簡易的な測定に使えます)
  • クリアファイル(オリエンテーション資料をまとめるため)

心構えチェックリスト

持ち物よりも大切な「心構え」です。

「わからない」と言う準備はできていますか?

第1回でお伝えしたように、「わからない」と正直に言えることが専門職としての第一歩です。

メモを取る準備はできていますか?

初日は情報の洪水です。すべてを覚えようとせず、書き留める道具を手元に置いておきましょう。

名前を覚える覚悟はありますか?

先輩、他職種のスタッフ、患者さん。たくさんの名前を一度に覚えることになります。名前を間違えるのは失礼にあたりますので、聞いたらすぐにメモする習慣をつけてください。

体調は整っていますか?

前夜は早めに就寝してください。緊張で眠れないかもしれませんが、横になっているだけでも体は休まります。

先輩からあなたへ

ここから先は、すでに臨床の現場で働いている先輩OTからのメッセージとして読んでください。

あなたが来てくれることを、私たちは楽しみにしています。

正直に言えば、新人を教えるのは大変です。自分の業務に加えて教育の時間を作らなければならないし、あなたの不安や疑問に丁寧に答える余裕がないときもあるかもしれません。

それでも、新しい仲間が増えることは嬉しいのです。

あなたに期待していることは、このシリーズで何度も伝えてきました。完璧であることではなく、誠実であることです。

わからないことは聞いてください。失敗したら報告してください。患者さんの前で精一杯やってください。それだけで十分です。

知識や技術は、これから一緒に積み上げていきましょう。焦る必要はありません。3ヶ月後、半年後、1年後── あなたは必ず今とは違う景色を見ているはずです。

ひとつだけお願いがあります。つらくなったら、一人で抱え込まないでください第9回でお伝えしたように、リアリティショックは誰もが通る道です。私たちもそうでした。だから、あなたの気持ちはわかります。話してくれれば、一緒に考えることができます。

新人からみんなへ

最後に、これから入職するあなたの気持ちを代弁させてください。

「たくさん迷惑をかけると思いますが、一生懸命やります」

この言葉に嘘はないはずです。不安で、緊張していて、自信がなくて、それでもこの仕事を選んだあなたには、誰かの生活を良くしたいという気持ちがあります。

その気持ちを忘れないでください。

技術は教われます。知識は学べます。経験は積めます。しかし、「この人のために何かしたい」という気持ちだけは、教わることも学ぶこともできません。それはあなたが最初から持っているものです。

このシリーズを振り返って

全11回のコラムでお伝えしてきたことを、一言ずつ振り返ります。

  1. 学生と専門職の違い ── 変わるのは責任、変わらないのは学ぶ姿勢
  2. 報連相の「相」 ── 黙って抱え込まない
  3. カルテの書き方 ── 簡潔に、次のアクションが見えるように
  4. 見学の技術 ── 「見る」と「観る」は違う
  5. リスク管理 ── わからなければ止まる
  6. 患者さんとの会話 ── 話すより聴く
  7. 多職種連携 ── OTの視点を一言伝える
  8. タイムマネジメント ── 前後5分の使い方
  9. リアリティショック ── 1週間前の自分と比べる
  10. 学び続け方 ── 目の前の患者さんから学ぶ
  11. 今回 ── 準備を整えて、いってらっしゃい
4月1日、お待ちしています。

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